2017年2月 河内長野シティマラソン

河内長野シティマラソン(ハーフ)に初参加してきました。

自宅最寄り駅から急行に乗って15分、河内長野駅から会場の長野小学校まで徒歩で15分。2,000人規模のローカル大会、ほど良い雰囲気、いい感じ。

午前10時半のスタート前にぞろぞろと小学校校庭からスタート地点までランナー大移動。それが普通の住宅街の狭い道路からスタートなのもローカルっぽくて〇。直前のランナーへの注意事項の呼びかけも「公園を通ってワープ(ショートカット)しないで下さい」「マナーを守って走りましょう。隣のランナーにひじ鉄を喰らわさないで下さい」と大阪南部っぽくて〇。
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押し合うことなく気楽にスタート、15秒くらいでラインを通過、遠くまで見える下りを望むと左側が渋滞気味なので右側から加速して前を抜く。コースは滝畑ダムまで200m登って折り返してくる往復コース。これが...半端なくキツかった。ここ2ヶ月ほどの付け焼刃的な練習もあり、平坦な道はハムストリングスやふくらはぎを意識しながら飛ばすことが出来るが、急な登りに差し掛かった途端に足が止まる、「あれ...」。そういえば最近登りを走った記憶がない、上り坂は歩かないくらいのスピードでしか走れない。膝の上の筋肉が早くもつりそう。後続ランナーにサクサク追い抜かれていく。みんなきちんと練習してますねー。

「今日はダメかも」と思いながら狭いクネクネ山道を通り、トンネルを越え、10km地点通過が44分、フル並みのタイム。なんとか折り返し地点に到達し、下りに入ってかっ飛ばす。15km通過、この5kmが21分でやっとペースが上がってきた。復路にも大きな上り坂があって今度こそ歩きそうになる。「歩いてません」レベルのスピードでなんとか登り切り、平地で前を追いかける。ラスト1kmでまた突然の激烈上り坂、後ろのプレッシャーを気にしながらヒーコラ登ってなんとか小学校まで戻って来た。

ゴールタイムは1時間29分28秒、辛うじて1時間半を切れた。
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ゴール後はとても美味しい豚汁を頂き、着替えて日なたでノンビリしたり、後続ランナーを応援したりして楽しく過ごす。
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河内長野シティマラソン、こんな自然豊かな場所でシティという名称は置いといて、コースは厳しかったけれど景色よく、地元の応援もポツポツといらして温かく、山間部の日陰のカーブにもしっかりボランティアの方が立ってくれており、さすが「62回」も開催されている良い大会でした。ローカル大会のハーフマラソンの良さを再認識、ついでにウルトラのシーズンに向けての上り坂練習の必要性も認識出来た大会でした。

2017年2月 愛媛マラソン

初めての愛媛マラソン、走って来ました。先週の別大からの連戦で疲れが取れておらず、あまり無理せずにファンランのつもりで走る(つもり)。

前日になんばから高速バスで6時間かけて松山へ。道中、徳島山中でえらい雪が降ってきたが、松山市内は晴れており一安心。無事に前日受付を済ませました。
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さて当日、スタート地点の城趾公園までホテルから徒歩ですぐなので、ホテルで着替えて会場内の荷物預けに直行。この利便性は愛媛マラソンの大きな利点でしょう。とにかく大きな大会は利便性が第一!スタートが9時ではなく10時なのもバタバタしなくて有難い。締切時間の9時半までに荷物を預け、9時40分までにカテゴリーBに並ぶ。持ちタイムからいってもカテゴリーAあたりでよさそうだったのに一般エントリーだったからBなのか…。

そして恒例の地元アナウンサーのガナリ&キンキン声によるMCがスタート。いつも思うけどマラソン大会にこんなイベント要らんのに。あぁ、硬派な別大が懐かしい。

と、期待していなかった県知事と市長の話はどちらも面白くて短かった。県知事曰く「全国にマラソン大会多々あれど、知事と市長が揃ってフル走るのは愛媛マラソンだけのはずです!」とのこと。いやー、間違いなくおっしゃるとおりでしょう。「昨晩出張先のハワイ(なぜハワイ?)から帰国してみれば家では家内がインフルエンザに罹っていました。もう怖いものはありません!」だそうです。頑張って完走して下さいね。

土佐礼子さんやQちゃんのトーク後、スタート地点に移動して午前10時に号砲一発。本日の予想最高気温は8℃、でも晴れており日なたは気持ち温かい。今日も晴れ男の威力を発揮出来た。少し迷ったけれど厚着せず先週の別大と同じ格好、ただしタイツは履かず。約1分後にスタートラインを通るもコースが狭くてカーブも多く、しばらくは大混雑、でもそこそこ速く走れる。沿道の応援が鈴なりですごい。7km地点の上り坂あたりでやっと周りが空いてきて自分のペースで走れるようになる。

本日の目標はサブテン(3時間10分切り)。なのでペースはキロ4.5を下回らないように走る。2つ連なるトンネルを越えて10km通過がグロスで44分半。土佐礼子さんが「注意です」とスタート前に教えてくれた強い海風は幸いにもなかった。そのまま遠くに海を見ながら走りやすいストレートコースを淡々と走る。別大と違って愛媛マラソンはエイドが豪華で、松山の有名なお菓子である一六タルトを見つけて慌てて頬張る。チョコとなんかとなんかの3択か4択でしたが迷わずチョコ味を選択(調べたらあとは柚子とゴマと抹茶)。結構もっさりしており当然ながらノドに詰まる…。

18kmの分岐点でトップランナーとすれ違うはずが、ちょうど「もうすぐ先頭が来ます」との放送だけで川内選手は見られずこちらは通り過ぎざるを得ない。見たけりゃ追いつくしかないのか、昨年の隠岐の島ウルトラでブチ抜かれた借りを返せず残念。

20km通過が1時間28分半、中間点通過がグロスで1時間33分。サブテンは狙えそうだ。先週の別大ではここから無理してみたが、今日はそんな気力もなくとにかくひたすら淡々と行く。気になってしまうのでGPSのスピード表示をやめて、もう見ないことにする。ほんの少し苦しいくらいのペースを維持して、同じペースのランナーの後ろについて風よけにしたりされたりしながら走る。愛媛名物ポンジュースを見つけてしっかり頂く。

30km通過が2時間12分くらい。あと58分以内に12km、イケそうだ。先週の別大では34km過ぎからガクッとペースが落ちたので無理せず楽せず淡々と走る。少し歩幅が狭くなって、おそらくスピードが落ちているはず。先週出来た右足裏の水膨れが再発してかなり痛い。それとお尻の周り、両足の付け根に痛みがジワーッと張り付くイヤな感触が広がっていく。トンネルを抜け、坂を上り、後ろから迫るランナーがいれば押してもらうつもりで走る。しばらく追走されるがやがて足音が遠ざかっていく。こちらも苦しいがあちらも苦しいのは一緒なんだ。気持ちで負けちゃダメなんだ。

35kmを越えたところにQちゃんが立っていた。おもむろに前のランナーが手袋を取って素手でハイタッチする。自分は手袋のままタッチ。手袋は脱ぐものなのか?

40km通過が2時間57分、ヨシっ!とここで既に売り切れの脚にムチを入れてラストスパート、新手の後続を振り切り、先行ランナー達をパスしてそのままゴールまで駆ける。

ゴールタイムはグロスで3時間6分27秒、ネットで5分18秒。調べてみたら僅差でサードベスト(笑)。
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これはスゴい!と思ったのはゴールゲートを通り過ぎてからのこと。愛媛マラソンカラーであるオレンジ色のバスタオルをもらい、何十人もの女子高生が両脇にいる真ん中を30mくらい歩いて両手ハイタッチ。嬉しいやら恥ずかしいやら、前を歩いていたランナーさんとお互いニヤけた目が合う。一気に愛媛マラソンの印象が急上昇、「絶対また来よう!」と秘かに誓いました。そういえば走っていて思ったけれど、松山は美人が多い気がした。
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芝生広場で荷物を受け取り、待ち時間なしのマッサージを受け、更衣室となっていた劇場で着替え(折り畳み椅子のせいで荷物を広げられず着替えづらかった)、無料の芋たきとオニギリを頂く。快晴かつ開放感があるためか、あー、なんか無性に気持ちがいい!

この後、歩いて司馬遼太郎の「坂の上の雲ミュージアム」まで見学に行く。ちょうど今3巻まで読んだところで、ラッキーなことに愛媛マラソンランナーは本日入館無料、更に本日2月12日は菜の花忌(司馬遼太郎の命日)。これも何かの偶然なのでしょうか、合掌。ミュージアムはなかなか良かったです。近いうちに東大阪にある司馬遼太郎記念館にも行ってみたい。
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この後はバスで松山空港へ移動して伊丹までひとっ飛び。
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さて愛媛マラソンですが、風は少しあったけれど走るには最高の天候、コースは途中に海が見えるも基本は単調な折り返しで、アップダウンがほとんど無い高速コース。エイドは2, 3km置きに設置されており名物が給食として出されて良かった。応援は地味ながらも途切れず、とりわけ最後2kmの熱い声援は力になりました。「ナイスラン」って言ってもらえると嬉しい。何ヶ所かで高校男子達がノリノリで応援歌らしきものを歌っていました。運営は、55回の歴史を重ねているわりにはスタート地点のトイレ整列などでバタついてましたが、ご愛嬌のレベル。何よりも地元の中高校生を中心としたボランティアの皆さんがとても熱心に頑張ってくれていたのには本当に頭が下がります、感謝感謝です。

印象としては楽しかった下関海響マラソンに近いと思いました。いつかもう一度走りたい、また一つ良い大会に出会えました。

  • コース:★★ 基本単調、アップダウンのそれほど多くない高速コース。
  • エイド:★★★ 名物スイーツやドリンクもあって種類が豊富。
  • 応援:★★★ 歴史ある大会だけあって沿道の応援も良かった。
  • アクセス:★★ 会場である松山城周辺にホテルが多くて非常に便利。
  • 運営:★★ 総じてストレスなし。
  • 総評:また出たい、と思わせてくれる大会です。特にゴール後のハイタッチは素晴らしい(笑)。

2017年2月 別府大分毎日マラソン

初の別大マラソン、迷った挙げ句にこわごわエントリーしてみたのが10月末。今シーズンは真面目に走っておらず、こんな中途半端な状態で別大を走るのは気が引けるけれども、サブ3の資格が生きてるうちに出ようと思い立ちました。

飛行機で前日大分入りして、午後からKさんのお誘いで別府の温泉地獄巡り。明日のレースで地獄を見る前に昭和の香り満載の観光地を堪能しました。緊張感なくてすみません。
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さてレース当日、晴れ男の神通力が効いたのか、なんとかレース前に雨は止んでちょっと暑いくらい。別大名物らしい風もなく絶好のコンディション。直前でフリースの帽子や手袋をやめたのは正解でした。

カテゴリー2と3はスタート前は同じ控え室。直前までの降雨で濡れているため皆さん外のテントには行かず、お陰で室内は大混雑。ここにいる大勢のランナー全員がサブ3かと思うとちょっと驚く。やっぱり別大は別格だ。

狭い室内にずっといるのも疲れる。スタートまでかなり時間があったのでブラブラ散歩、自衛隊ブラバン演奏を楽しませて頂きました。
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別大はスタート前にゼッケン順に並ぶと聞いていたのでどうするのかなーと思っていたら、一枚のプラカードに40人ほどの番号が書いてあり、それに従って20人×2列に並ぶ仕組み。左の人が自分より一つ前のゼッケン番号で、右が一つ後ろ、と想像していたけれどそこまで厳密ではなかった。

本日の格好は、愛用のランキャップ、ノースリーブのトレランシャツにアームウォーマー、タイツにランパン、神戸マラソンの手袋、シューズはターサージールワイド。昨年までは足に合わなかったけれど、今年靴下を厚手に変えてからフィットしていい感じ。結論から言うとタイツは要らなかった。寒がりなのと万が一の雨を気にして履いてみたが、昨年より太ったのでキツかった。そのせいで腿や膝の動きをむしろ抑制して走りづらかったかも。
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いよいよレーススタート。カテゴリー3の自分は20秒くらいでスタートラインを切る。別大といえどもスタート直後は渋滞でかなり走りづらい。と、ここでいきなりバトル勃発。右前方のランナー二人が険悪なムードで、いきなり若い方のランナーが横っ跳びでおじさんランナーにショルダータックルを喰らわせる。周りからは驚きと非難の声が。そのまま二人は離れましたが、大渋滞の中での危険行為、正直驚きました。これも別大のガチな雰囲気の成せる業か?

本日の作戦は、キロ4.5で少なくとも20km、出来れば30kmまで行って、あとはひたすら関門から逃げる!うまくはまれば3時間10分前後はいけるかもしれない。はまらなくてもなんとか制限時間内にはゴール出来るはず。しかし、さすが別大、出だしから周りのランナーのペースが速い!カテ4のランナーにもどんどん追い抜かれる。サブ3狙ってる方はどうぞお先に。単に無謀に突っ込んでる方は…あとでまとめて追い抜かせてもらいます。

10km通過が43分32秒、これでいいのです。折り返し手前でA君に声をかけてもらう、速いなぁ。そして折り返してから少し大きな雨粒が…。いよいよ晴れ男のジンクスが破れる時が来たか、と覚悟したけれど幸い10分くらいで止んでくれた。

エイドは、スポドリ&水エイドと水のみのエイドが交互にあった。カテゴリー1のスペシャルドリンク取り残しが置いてあって、見てみると大抵がドレッシング入れに入っている。何が入っているのかすごく気になる。余り物とはいえ勝手に取ったら叱られるだろうなぁ。

沿道の応援はほとんどがランナーの関係者だったが、場所によっては一般応援者の方も居た。毎年トップランナーを見慣れて目の肥えている観戦者に我々の走りはどう映るのだろうか。

スタート地点のうみたまごまで戻って20km、1時間26分46秒。中間点の通過が1時間31分18秒。あら、結構いいタイムじゃない?沿道のおじさんから「3時間狙えー!」と我々の集団に声がかかる。このままのペースで行けば3時間2分台、それでもいいけどいっちょ狙ってみますか、サブ3!ということで無理は承知で4分20秒から12秒までペースを上げてみる。成功したら儲けもの♪

30km通過が2時間8分52秒、この10kmをほぼ42分で走った。あと51分で12kmを走るとサブ3達成、ちょっと厳しくない?と、34kmあたりで一気に疲労が襲ってきてペースが落ちる。ま、これが今の実力かな。と結論づけるのは容易いが、あと8kmも残ってます…。ここからはひたすら忍耐と我慢。思考を停止してキロ4.5を下廻らないことだけに留意して走る。はー、馬鹿なことしましたよ。もはやただつらいだけ。ペースの落ちてきたランナーを拾いながら走ることで辛うじて気力を保つ。

40km通過が2時間53分34秒、この10kmで44分40秒もかかった。もう早く終わって下さい、もう歩いてしまいそうです、フルで歩いたらイカンやろ!と密かに激しく葛藤していたらやっと沿道にMさんが現れて元気な声で応援してくれる。ごめんなさい、疲れて顔が上がりません。勿論ペースも上がりません。

なんとかゴールのある陸上競技場に入ってトラックだけはスパート。タイムを知らせる電光掲示板がラスト100mだけでも3つも設置されているのに驚く。

ゴールタイムは3時間3分30秒。おー、期せずしてセカンドベスト達成。別大マジックによる棚ぼた的タイム(笑)。

ゴールしてからは体育館でさっさと着替えて早々にシャトルバスで別府に移動。無料券で古めかしい竹瓦温泉に入って大分空港へ移動して大阪まで飛んで帰って来ました。
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初めての別府大分マラソン、防府よりも大田原よりもガチな大会。伝統の大会だけあって、運営は流石でした。コースは後半に少し橋の上り下りはあれど、ほぼフルフラットの高速コース。ただ道路が微妙に左右にバンクしている箇所や轍の溝が結構多かったのは気になった。エリートはそんなこと気にしないのかな。

 

  • コース:★★ フルフラットの高速コースながら、微妙に路面の痛みが気になった。基本、街中を走るため景色は思ったほど期待出来ず。
  • エイド:★ 硬派な大会ですからエイドに期待してはいけません。
  • 応援:★ 硬派な大会ですから応援に期待してはいけません。
  • アクセス:★☆ 別府と大分のほぼ中間点からスタート。お昼スタートにもかかわらず朝のシャトルバスサービスが早めに終わってしまうため、いやでもスタート地点に早く行かざるを得ない。収容キャパオーバーのスタート地点に長居させられるのは正直嬉しくない。
  • 運営:★★☆ スタート整列が直前でもいいのが嬉しい。ただしゴール後は大混雑。ふぐ雑炊が何処にあるのかわからず食べられなかった。
  • 総評:言わずと知れた硬派なエリートランナーのための大会で独特の緊張感を体験出来ます。景色やサービスを期待してはいけません。 


今シーズンは気が抜けて真面目に走れなかったけれど、別大で速いランナーを沢山見てまたやる気が出て来たような気がします。とりあえずは2時間55分切って別大のカテゴリー2になれたらいいな、と大きな次の目標(=夢)が出来ました!

2016年12月 奈良マラソン

奈良マラソン、初めて走ってきました。

前日受付ではJR奈良駅から会場まで結構歩かされたため、当日はマラソンバスに乗ってみる、なんと有料210円。送迎バスくらい無償にして欲しかった。渋滞で20分以上もかかった…。
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会場到着して着替えのために武道場に向かうところでラン仲間と遭遇、そのまま流れで屋外、荷物預け場所の目の前で着替えることに。実はこれが大正解で、自分が着替え終えた午前8時過ぎには荷物預けは既に長蛇の列。賢い人たちが比較的空いてる左側からどんどん入って来るため、いつまでたっても右側の列が動かず、武道場からの列は延々とつながったまま。あの人達はスタートまでに間に合うのだろうか…、とちょっと心配になった。自分はちょうど二つの列のド真ん中、三角州的な位置に居たためすんなり列に入れた。ただ館内に入れても荷物を預けるまで渋滞は続き、走る前からかなりゲンナリ。これは次回絶対改善して欲しいと思う。
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ブロックスタート地点まで行くと、Cの場所で「Aはこっちじゃないですよ」と、ワタシのゼッケン番号を見たスタッフの方に声をかけて頂く。よく見れば途中で右折すべきどころを直進していた。親切なスタッフさんがいて助かった。陸連登録でタイムの良いランナーが集まるブロックAに入ると、なんとすぐに最前列近くまでイケちゃう、けど行かない。8時45分にブロック入り口を閉鎖するはずが、8時42分くらいから「それでは移動しまーす!」とブロックが動き始める。閉鎖時間まできっちり待たなくていいのか?

スタート前の恒例のゲストトーク、有森さんが「皆さんの笑顔が太陽です、フォー!」と既にはじけている。この人、最近このキャラが定着してきた感がある(笑)。安田大サーカスの団長もなにかしゃべっていた。
寒くて待ちくたびれる。午前9時になっていよいよスタート、号砲から14秒でスタートラインを通過。本日の目標はサブ3.5。それが駄目ならせめてサブ4。1kmも行かないところでトイレに立ち寄る。30分以上も寒風にさらされていたからしょうがない。コースに戻るとすでに周りはBゼッケンランナー。前が詰まって走りづらいが気にしない。走り始めてすぐに体が重く感じられたし、足にバネがなくてペタペタとしか走れていない。「今日はどうやら厳しい走りになりそう...」と心の準備をしてペースを4:40/kmくらいに保つ。ならでんフィールドから駆け下りて来て、高天の交差点を右折。左側に演歌調で「奈良マラソンの歌」らしきものを気持ちよさそうに歌っているおばさんがいる。5kmで折り返して左側の朱雀門に気付く。高天交差点まで戻ってそのまま直進、10kmランナーと合流したまま春日大社に向かう。右折してちょっと坂を上ると10km地点、足が動かず体は重いままで苦しいが、10km到達は意外に早く感じた。12km地点あたりにえーちゃんのモノマネをする人を発見。確か他の有名なモノマネはいると聞いていたが、これはどーみてもえーちゃんだよね。


そこからはひたすら単調ルート、せっかくの奈良なのに全然観光ルートじゃなくてかなりがっかりしながら走る。早くもコースに飽きた18km地点あたりで聞こえてきました、大音量のRCの「雨上がりの夜空に」。いた!清志郎。思わず笑ってしまう。ハイタッチをして元気を頂きました!いやー、すごい化粧。これはすごい、すごくイイ!(笑)
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ハーフの通過時間:1時間39分23秒。サブ3.5には5分以上の貯金あり。このあたりから急坂をひたすら下ると、坂の向こうに温泉宿らしきものが...千と千尋の世界が広がっている。これがみんな天理教の建物らしい。なんだかすごい。
しかし25kmの折り返しは遠い。3時間のぺーサーとすれ違ってからもまだまだ走らされる。やっとのことで折り返して、天理教の協会本部でぜんざいを頂いてかきこむ。そういえば、今週は木金が飲み会で膨満感状態なので、土曜日の食事は意図的に減らして、今朝もご飯1膳だけに押さえてきた。走る前にどら焼き食べたけれど、さすがに空腹を感じた。
その後すぐに3.5時間のぺーサーとすれ違う。意外に差がない。さっきの激坂まで戻って、今度は急登。いつもは好きな登り坂なのにペースが上がらない。「こりゃ、ほんとに練習不足だわ」とつぶやきながらひーこら走る。白川大橋の手前に豚汁エイドがあってもらうが、食べてみるとキムチ雑炊っぽい味。これはこれで結構美味。
登り切って30km通過時間:2時間21分31秒。なんとかサブ3.5はいけそうな気がしてきた。三輪そーめんエイドは寒いし、コースから少し離れているのでパス。そこからまたひたすら単調なコースを淡々と走る。途中二度ほどきつい上りがあり、右膝の周りと右太腿がつり気味になる。足がつるなんてやっぱり練習不足だわ、と苦笑しながら無視して走る。立ち止まったら本当につってしまいそうだ。坂が終われば春日大社まで戻る道。かなり苦しくなってきたけれどペースを落とさずなんとかゴールまで走り切る。


ゴールタイム:3時間18分32秒。後半ハーフ:1時間39分09秒で、前半より14秒速い。

11月の下関海響マラソンに続いて、またもやイーブンペース達成。

初めての奈良マラソン、最高気温は10℃で寒かったけれど、風がなくて記録を出すにはもってこいのコンディションだった。コースは、観光コースではなく残念ながら単調。でも初めて走った天理市内はちょっと異国っぽくてびっくり。エイドは、期待していたほどではなく普通だったけれどどゴール後の温かいお茶は嬉しかった。応援は、ボランティアのお兄さんたちが元気でよかったけれど、一般の沿道からの応援はあまり記憶に残ってない。駅から会場までの移動距離は仕方ないとしても、荷物預けの動線の悪さは絶対改善した方が良いと思う。

 

  • コース:★ 激坂は想像以上だった。せっかくの世界遺産の奈良が舞台なのにコースは至極単調。はっきり言ってつまらなかった。
  • エイド:★★ ぜんさいや豚汁、そうめんなどオリジナリティがあって良かったかな。
  • 応援:★★ 清志郎がいたので星2つ。いなけりゃ1つです。
  • アクセス:★ 奈良駅から遠過ぎる。おまけにマラソンバスが有料なんて奈良セコ過ぎ。
  • 運営:★ あんなに会場アクセス悪いなら前日受付なしにすべき。荷物預けの動線の悪さは絶対に改善しないとダメ。
  • 総評:前評判が高かったので期待し過ぎてしまったせいか、思わず評価が辛口になりました。次は無いですね。

一番記憶に残ったのは、やっぱり清志郎でした。「こんな夜に~♪」。

2016年11月 下関海響マラソン

初めての下関海響マラソンを走ってきました。
前日夕刻に伊丹空港から福岡に飛ぶ。最近あまり使う機会もなく余っていたマイレージで飛んでみた。バスで小倉まで直行しようと思ったら、高速道路が事故渋滞とのことで大人しく福岡経由を選択。駅近くに発見した王将でたっぷりカーボローディング(し過ぎた)。このお店、3日後くらいに道路陥没した場所から100mくらいのところだった。

さて、この大会は前日受付なく事前にゼッケンとパンフが送付されており非常に便利。だから前日移動が遅くても大丈夫。他の大会も是非見習って欲しいと思う。当日の混雑回避にもつながるし、遠地開催ならばどうせランナーの皆さんは前泊するはず。

小倉のホテルの部屋で普段見ることのないテレビを点けたらちょうど珍プレー好プレーをやっていて、ボーッと見ていたらすっかり遅い時間になって慌てて寝る。でもお腹が張って寝付けない。全館暖房も暑い。うーん、フル前日なのに冴えない。

当日朝、小倉から下関までのマラソン臨時列車に飛び乗るとランナーで超満員。でも下関までは関門トンネル(九州⇒本州)を通ってたったの17分。下関駅の出口が渋滞して少し手こずるもマラソン会場までは徒歩10分でストレスなし。
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今回私はSゼッケンなので、限定の特別施設が使えるらしい。行ってみるとあったかい屋内で雨露しのげて至極快適、コレって大きな声じゃ言えませんけど差別ですよね。でも良い差別だから謹んで利用させて頂きます。しかしサブ3.5ランナーが対象で人数が多いためスペースがない。仕方なく階段の踊り場の端に陣取って、小さくなって着替える。貴重品は封筒に入れ、ゼッケンと一緒に事前送付してもらったシールで封をする。予め名前もゼッケン番号もそのシールに印字されているのでただ貼るだけ。万事がベリースムーズ。
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スタートが午前8時半、ゲート閉鎖が8時15分でその前に入場。斜め前に立っていた維新ランナーズの方にどこか見覚え有り。そうだ、萩往還で完全に走れなくなって宗頭から陶芸の里の間、夜中から明け方まで引っ張って頂いた皆さんだ。あのままはぐれて御礼が言えなかったのが心残りだっので今会えて良かった。あらためて御礼を申し上げた。

このマラソン、やたらゲストが多くて豪華。パラ女子マラソン銀メダルの道下さん、女子マラソンの尾崎好美、千葉ちゃん、元巨人投手の宮本、猫ひろし安倍総理夫人のアッキー(だっけ?)。道下さんと千葉ちゃんはキンキン声で何言ってるかほとんどわからんかったけど、道下さんが最後に「今日は暑いけど大丈夫です!リオはもっと暑かったから!」と言ったらドッと受けた。全員それぞれしゃべり終わったところでいきなり「スタート30秒前」の掛け声。スタート時間ギリギリまで飽きさせない大会だなぁ。

天気は好天、予想は20℃、これはかなり暑くなりますよ。昨晩の夕飯がまだ胃袋に残っていて体が重いよ。うーん、今日の目標タイムはサブ3.5からサブ4にダウングレードか?恰好は先週の富山マラソンと同じでTシャツ&短パン、手袋はすぐ外した。ランシャツのランナーもかなり多く見受けられた。

走り始めて数キロで関門海峡、壇ノ浦。すぐ向こうは九州でなんだかテンションアップ!と、後ろから「ファイト~」と声が聞こえてきた。猫ひろしだー!猫なで声には程遠いしゃがれ声。あっさり猫に追い抜かれる。そういえば今年は隠岐の島ウルトラで川内選手に追い抜かれたっけ。来年はどんな有名ランナーに追い抜かれるのか。

さて、このコースは簡単に言うと、U字の下真ん中からスタートして、まず右に北上して折り返し。そこからスタート地点まで戻って今度は左手北上して折り返してスタート地点がゴール。最初の折り返しからスタート地点までの海沿いコースは見事にフラット。日が照ると暑いけれど、そこそこ風があるのが救い。距離合わせの波止場折り返しを終えてスタート地点まで戻ると、猫ひろしがコースを外れてみんなにハイタッチしていた。あれ、毎年走っているらしいのに今年はフル走んないの?猫だけに気まぐれなのね、猫だましを喰らって残念(しつこい?)。

エイドは3キロおきくらいか、頻繁にあって水とスポドリ、飴や果物などいたって普通のエイド(後で調べたら16箇所も設置されていた)。ただ途中でフルではかなり珍しいコーラエイドが2箇所あって嬉しかった。暑いのでエイドで水をもらってこまめに首や手足を積極的に濡らす。

13km地点でサブ3.5のペーサー&団体をなんとかよけて追い抜いて、ひたすら4分50秒/kmくらいで走る。今日はこれが精一杯、このペースでも周りにガンガン追い抜かれる。少し前に上半身が肌色シャツ(ベージュに近いか?)の美ジョガーさん(顔は未確認)と、すごい小股でちょこまか走るこれまた女性ランナーを確認。OK、この肌色さんとちょこまかさんの二人を今日の仮想ライバルに決定。でもどんどん前に行かれてそのうち見えなくなってしまった。女性ランナーはペースが落ちないからもう追いつかないかも。

中間点通過が1時間43分、2分の貯金。このまま押せればサブ3.5いける。比較的余裕を持って走れており、出来れば30kmくらいまではこのまま行きたい。先週の富山マラソンみたいな苦しい目にだけは遭いたくありません(弱気)。

後半から始まった坂道も普通にイケる。難所の彦島大橋からの景色に思わず息をのむ。「おー、絶景じゃん!」と周りを憚ることなく自然と声が出る。海と陸地の交わる美しい景色、ウルトラだったらしばらく立ち止まって眺めていたかも。

そのあとは長いトンネル、そしてまたアップダウンが幾つか連続するけれど、短いし傾斜も緩い。陸連公認コースだからウルトラみたいな後ろにひっくり返りそうな坂はない(当たり前か)。

沿道の応援は結構多くて嬉しいけれど、なんていうのかな、真面目というかおとなしめの応援でした。私設エイドはたぶんゼロだったと思います。富山マラソンで見たハイタッチを要求してくるチビッ子大応援団もいませんでした。

走りやすい幹線道路から左に折れて橋を渡り人工島の長州出島へ。島の先端で折り返し、アミノバイタルエイドでゼリーを有難く頂く。お陰でこの後しばらくエイドに寄らずに済んだ。千葉ちゃんとのハイタッチは止めといてエイドの素麺を一気飲み。軽快な足取りではないが、かといって疲れてもいない。ただただマシンのように同じペースを刻んでいく、ある意味これは作業である。一定のリズムで呼吸して一定の歩幅で足を前に出す作業マシンと化す。30kmも35kmも淡々と通過。ペースが遅いので当たり前だが、先週の富山に比べるとなんと楽なことか。

34km地点では追いつくのを諦めていた肌色さんをとらえた! 若い、たぶん美ジョガー(未確認)。38kmあたり、トンネル内ではやる気もなかったのに太めのお兄さんランナーと競り合いになり、少しペースが上がってしまった。仕方なくお兄さんを置き去りにする。人間はマシンには勝てませんよ(笑)。40kmを超えてから気持ちスパート、ゴール直前のコーナー手前で仮想ライバルのもう一人、ちょこまかさん発見、サクッと追い抜く。そのまま余裕を持ってゴール!

タイムはグロスで3時間26分10秒、この天候とこのコースで3時間半を切れたので御の字。願わくば12月の奈良でも3時間半を切って、2月の別大では関門タイムを気にせず楽に走りたい(ならば夏にもっとしっかり練習しとけって話ですけど…)。
ゴール後はタオル、飲み物、完走証、メダルを頂く恒例行事。日本のマラソンっていつ頃からフルでもメダルが貰えるようになったんだろう?東京マラソンの影響でしょうね。

道路を挟んだフェスティバル会場で無償のフグ汁を頂く、さすが下関!
その後は昭和の香りがするローカル銭湯で気持ち良く汗を流し、ランナー仲間の皆さんと楽しい打ち上げ。ランナー同士のマラソン談義はいくら時間があっても尽きませんね。話を聞いているとまだまだ九州のフルマラソンで走りたい大会があるなぁ、困ったなぁ(笑)。 帰りは小倉からサクッと新幹線で帰宅。小倉駅で鉄郎とメーテルにご挨拶。

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  • コース:★★★ きつい坂はあったけれどそれもアクセント。彦島大橋からの景色は絶景でした。ウルトラを走っているような気分になれました。
  • エイド:★★☆ 私設はなかったけれど各エイド充実しており、コーラやアミノバイタルが提供されたのは嬉しかった。
  • 応援:★★ ごくごく普通でした。
  • アクセス:★★★ 小倉駅から歩いてすぐ。会場から銭湯まで歩けるのも嬉しい。
  • 運営:★★★ 前日受付無しはポイント高い。当日の会場も動線がしっかり考えられており、スタートまでの時間もトークの連続で飽きませんでした(笑)。
  • 総評:良い大会に出会えた、というのが率直な感想。必ずまた走ってみたいと思わせてくれる大会でした。さすがの人気大会だけあって運営はスムーズで、アンケートで更にサービスを改善しようとする姿勢さえ見られ、非常に好印象でした。

2016年10月 富山マラソン

初の富山マラソン、走ってきました。

大阪マラソンに沸く大阪を脱出して富山に向かうバスに乗る。長距離バス乗り場には大阪マラソンに出るべく上京してきたランナーらしき姿がちらほら。

金曜日にアメリカ出張から帰国したばかりで5時間半のバス旅は良い回復時間となりました。到着した富山駅には寒空の下、ボランティアの皆さんが会場までの案内ボードを持って立っている。本当にご苦労様です。マラソンEXPO会場は受付終了直前のせいかとても閑散としているけれど、こういうローカルっぽいのがいい!
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マラソン当日は高岡のホテルからスタート地点まで徒歩20分。受付で渡されたビニール袋に荷物を押し込んで、8時10分までに所定のトラック前で荷物を預ける。さてトイレは…高校かな?校舎内に穴場トイレを見つけて無事終了。8時40分までにAゾーンに並んで、有森さんのハイテンショントークを聞いて、金さんのワンポイントストレッチでスタートを待つ。後ろのBゾーンとの間にかなりスペースがあって嬉しかったのに、スタート直前でBランナーがどぉーっとAゾーンまで来て混ざってしまう。これ、どうなの?と思ってる間に午前9時のスタート号砲が鳴る。

フルマラソンを走るのは…3月の篠山以来。今年の夏は走る気力が起こらず徹底的にサボったから、一体どれくらいで走れるのか自分でもちょっと想像がつかない。ただ昨年よりもお腹がタプタプしていることは分かる。いまだエントリーするか悩んでいる来年2月の別大の制限時間が3時間半だから今回はそれを切っておきたいところ。

ということで5分/kmで走るつもりが周りにつられて4分半を切るペースで飛び出してしまう。今の自分の実力からいってこのペースでは最後までもたない。30km以降痛い目に遭うのは分かっていたけれど、まぁたまにはこんな走りもいいか、ということで馬なりで走る。折り返し地点手前でトップランナーとすれ違う。昨年優勝の藤原新選手はトップからだいぶ遅れていた。彼ももうさすがに第一線は終わりかも。

実は、富山県高岡市は入社直後から2年間工場勤務した土地でいまだに非常に愛着がある。走りながら沿道に会社の人やOBを見つけて挨拶する。富山マラソン、地方の大会なのに応援人数がすごく多くて嬉しい。「大阪マラソンよりこっちの方が熱いぜ!」というメッセージボードには思わず、いいね!をしてしまった(笑)。
コースは基本フラット、新湊大橋が最大の難所でループをひぃこら言いながら上る。これは泉州マラソンのモンスターブリッジよりも規模がでかくてキツい…。遠くに見える立山連峰は残念ながらまだ冠雪していない。

ハーフの通過が1時間33分、意外と悪くないけれどこの後が怖い。天候は快晴、でも気温は高くない。たまに強い風が吹くけれど想定内で、自己ベストを狙う人にはもってこいのコンディション。エイドステーションは数が豊富で言うことなし。スポドリと水の両方が準備されており、エイドでの女子高生および半世紀くらい前に女子高生だったらしきボランティアの皆さんの応援がこれまたものすごい。苦しくて下を向いて走っていても自然と顔が上がってしまう。自分の知ってる富山県民気質って、ピュアでスポーツなど勝負ごとに熱いイメージ。だからマラソンの応援も熱いんだと思う。

後半のエイドには地元名物のマス寿司があったけれどさすがに受け付けない。昨晩テレビで日本シリーズを見ながらコンビニ食を結構食べ過ぎてしまい、朝起きても空腹感が全くないので朝食はオニギリ1個だけにしておいた。それでもこのレース中に空腹を感じることはなかった。単なる食べ過ぎ、コンディション作りがなっていない…。

思った通り25km過ぎから4分半/kmを維持出来なくなり、30kmからは5分/kmが精一杯。そして35kmで終戦、後続にいいように抜かれまくる。残り3kmも走り切れるのか、というくらい疲労困憊になるも、応援がすごくて下手にペースを落とせない。最後は3時間15分のペーサーの追い上げを気にしながら辛くも逃げ切ってゴール。

グロスタイムは3時間13分28秒。全然走っておらず体重増にもかかわらずこのタイムはもう上出来意外のなにものでもない。これが今シーズンのベストタイムになるかも。
ゴール後は順番にドリンク、完走証、タオル、メダル、何故か一口サイズのマス寿司、そしてバナナを頂く。地下駐車場で荷物を受け取って更衣場へ。非常にスムーズな流れでグッド。

うちの会社から20人以上が参加しているという割にはほとんど知り合いに会わず、会社の幟も見つけられず、おとなしく北陸新幹線サンダーバードで帰宅。

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  • コース:★★ 新湊大橋からの立山連峰を望む景色は最高です。
  • エイド:★★★ フルにしてはエイド数多く、スタッフも熱かった。
  • 応援:★★★ 富山県民気質か、沿道から素晴らしい応援を頂きました。
  • アクセス:★☆ 受付とゴールが富山、スタートが高岡、というのはどうなんでしょう?
  • 運営:★★☆ ゴール後の動線が良かった。ストレスの無い大会でした。
  • 総評:まだ新しい大会ですが完成度高く地元の応援も素晴らしかった。きっと楽しく走れるお勧めの大会です。 


基本、同じ大会に出るくらいなら初めての大会を走るワタシですが、この富山マラソンは地味ながらも運営が良く、応援がもうホントに素晴らしくて、久しぶりに「また出てみたい」と思える大会に出会えました。感謝感謝です。