2010年1月 フロストバイト

アバウトさと異国感がウリのフロストバイト ハーフマラソンに参加しました。

青梅線牛浜駅を降りたところですでにホームと階段が大渋滞。渋滞嫌いのワタシはこの時点で思わず帰ろうかと考えましたが、なんとか頑張って駅を脱出。人の波の流れに従って無事会場の横田基地に到着。

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基地のゲートもごった返していましたが、身分証明書チェックも荷物チェック(金属物チェックもあった)もあっというまに終わりました。米兵さんがパッとカバンを開けて「モンダイありませ~ん」とすぐに通してくれる。あまりの緩さに思わず笑ってしまう。

走友会の方から「身分証明書のチェックが厳しいよ」「いや、最近はそうでもないよ」と聞いていたので少し早めに家を出たのが幸いでした。スタート時間はもともと午前11時だったのですが「30分繰り上がって10時半のスタートになりました!」との突然のアナウンス。オイオイ、当日にスタート時間の変更、それも繰り上げかい! 

受付も無事終えて会場へ。更衣室兼荷物置き場の体育館はなんと男女いっしょでご覧のとおりスシ詰め。さっさと諦めて表の芝生で準備。

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先に始まっていた5kmレースのトップ選手がちょうどゴールしてくるところで、タイムを見るとなんと12分台。「え、12分台?」と叫んだらまわりにいたお姉さん方からも「笑っちゃうくらい早いでしょ」と言われる。2分半/kmで走ってきたってことかい!驚いた。(しかし帰宅してからネットで見たら「今日のフロストバイト5kmはGPSで測ったところ3.6kmしかなかった」と書いてあった。5kmの世界記録を調べたらケネニサ・ベケレエチオピア)の12分37秒。今日は目の前で世界記録更新を見たことになるのか?)

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天気は良好、風もなく温かい。長袖にハーフパンツ、いつもどおりタイツは履かない(効果を感じない、むしろ締め付けがイヤ)、ポケットに手袋とアメ。お腹にタオルをはさんで冷え防止。いつもはギリギリまでスタート地点に行かないのだが今日は大渋滞が予想されるので15分くらい前に並ぶ。一応予想ゴールタイム順に並んでいたので自分は1時間30分のBグループへ。米軍基地だけに派手なスタートを予想していたが、不発弾のような「すかっ..」という音とともに冴えないスタート。ここから予想外の渋滞に苦しんだ。コースが狭くてかつ直角に曲がるカーブが多い。前方にはなぜかどうみても5分/kmにも達していないランナーがいる。「何だ、こりゃ」と思いながら抜きにかかるがコースが狭くてうまく抜けない。そんなランナーがお友達どうし広がって走ってるから簡単に前に出られない。最初の2kmはあっちへウロウロ、こっちへウロウロとかなり位置取りに苦しんだ。前が空いてきたのは4kmくらい走ってからのこと。

最初の1kmに4分20秒を要した。そこから4分/kmを維持、5km通過タイムが手元で20分20秒。おお!本当なのだろうか、とにかく足が動いている。やはり昨年まで履いていたウルトラ用の靴からゲルフェザーに代えて走りやすくなった。少しずつ前をとらえていく。まだまだこのペースでいけそうだ。

しかしこのコース、同じようなところをグルグル回る。そしてやっと滑走路沿いの景色が広がるコースへ。水エイドの外人さんの応援者が「フォー、フォー!」と大声で応援してくれるので、こちらも負けじと「フォー!」と大声で何度も何度も叫ぶ、気持ちいい。「ナイス、フォーム!」と叫んでくれるおじさんがいて思わず笑ってしまったら笑い返してくれる。英語の応援って面白い。滑走路越しに見えた富士山が美しい。

7km、8kmで4分7秒までペースが落ちる、ないしは距離表示が変わったのかもしれない。イカン!とまた少し頑張る、後半のことも考えなくてはいけないが、今はいけるところまでこのペースで行きたい。

10km通過が40分37秒、本当か? 元旦の10kmレースのゴールタイムが42分だったからそれよりも速いことになるが。ここから14km地点まで4分/kmペースで粘る。滑走路沿いの折り返しを戻ると対向車線はランナーで大渋滞。走友会の人を探したがあまりに人が多くて諦めた、というかずっと対向車線の人の波を見てたら酔ってきた...15kmと16kmの距離表示が見当たらず、いきなり出てきた17km通過タイムが69分。え?この3kmのうちに4分10秒くらいまで落ちたのか? ここであろうことかスタート地点で競っていた外人さんに抜かれる。同じような青い長袖Tシャツを着ていたので気になっていたのだ。やはりこちらのペースが知らず知らずのうちに落ちたのだろう。ここで離されてはイカン!と粘って彼の後ろにつくがキツイ。それでも18km地点で前に出て20km地点で5m以上は引き離した。20km地点通過が81分くらい。ここでもう一段引き離したいのだがこれ以上スピードが上がらない、というかラストスパートしているつもりが後ろの足音が大きくなって来る。最後の最後、ゴール手前10mくらいでガッツリ抜かれた。ラストスパートの歩幅が違いすぎます...

ゴールタイムは手元の時計で1時間25分28秒! おお、神よ。このタイムを本当に信じてよいのでしょうか。

とりあえず競り合った外人さんに「ナイス スパート!」と声かけてがっちり握手、来年は負けませんぜ。タオルと飲み物を頂いて荷物の場所に戻る。それから完走賞のトレーナーを頂く。Mをもらいに行ったらサイズがデカイ! 「M for Japanese?」と尋ねたら「No」と言われたので、Sサイズをもらって速攻で着替えて帰路につきました。

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来年も出てもいいかもしれませんが、タイムはあまりアテに出来ない大会かもしれません(笑)。あとで聞いたところガーミンで測った人達によれば、ハーフは60mとか200mの誤差範囲だったそうです。ま、とにかく気持ちよく速く走れたのでオッケー、No Problem!

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