2011年12月 Chin Woo Biathlon

Swim&Runに参加してきました。

どんな様子なのかコースも含めてまったく事前情報を仕入れなかったけど、とりあえず走馬会のM永さんの車に乗せていただき会場に向かう。会場はKL町中のふる~い体育館&プール。プールは25m弱×50m弱の結構立派なものでした。

そこでUncle Changチームのメンバーとほぼ一年ぶりに再会。「全然見ないから日本に帰ったのかと思ったよ」とまで言われる。いえいえ、まだまだです。

レースは、まず25mコースを16往復して800m泳ぐ。その後プールから上がってゼッケンつけて表のコースを8km走る。

チビッ子、男子女子でそれぞれ年齢別、とカテゴリーが細かく分類されており、自分のレースは一番最後。それまでのんびり他人が泳ぐのを眺めていたけど、徐々に緊張してくる。こんな感触は久しぶり、マラソンではもう味わえないかんじ。「ほんとに800mもクロールだけで泳げるのか?」と思うが、今更どうしようもない。

やっと自分らの番になったので水着になり、プールサイドにタンクトップとシューズ(靴下は履かないものらしい。濡れてて履きづらいから)を置いて水に潜る。飛び込み台の真下のコースのため底が深くて到底立てない。とにかくおぼれないように頑張りますか、ということでスタートからゆっくり泳ぐつもりが一緒のコースの人(結局彼が1位でした)のペースに引っ張られ、なんだか無理に力を使ってしまう。150mまでは覚えているけど、あとはまったくカウント出来ない、頭に血液がいかないのか、泳ぐだけでもう精いっぱい。

プールサイドでターンの度にK川さんに声をかけてもらったのが本当に有難かった。「今500m!」と言われ、「意外となんとかなるな」と思いながらも確実にバテてきた。最後200mがきつかった。

両隣の選手はとっくに水から上がってRunに向かっている。自分もなんとか平泳ぎなしで800m泳ぎ切る。プールサイドでタンクトップを着ようとした瞬間、ゼッケンを止めていたピンが3本ほど吹き飛ぶ。体が濡れててうまく着れない。「次から絶対トライアスロン用のゼッケン止めベルトを買おう」と思う。M永さんとK川さんに手伝っていただいてなんとか着ることが出来た。

非常階段を昇って表に出て、ここからいっきに突っ込んで走る。ちょっと走って2km周回に辿りついたらそれを3周、ほとんどフラットだけど車道沿いで車が怖い。と、どうも息が上がったまま戻ってこない。「水泳ってこんなに苦しいんだ...」、そして両太ももが上がらない、これはツラかった。それでも頑張って先行するランナーを何人かパラパラと抜いた。最後のゴール地点までの急坂も全力で駆け上った。

順位は7位。全体が何人か分からないけど、おそらく30人くらいだったと思う。制限時間内に完走出来ただけでもよかった。ゴール後もしばらく呼吸が戻らなかった。ぐったり疲れた...

その後、M永さんのトライアスロン仲間の方々に混ぜてもらいチキンライスの店へ。はっきり言って食欲は全然なかったけど、無理矢理食べさせられる。

しかし問題はそれからであった。

そのまま今度はフルーツの王様:ドリアンの直売店まで移動して、恐ろしげな「ドリアン・パーティー」に参加...はっきり言ってワタシはドリアンが苦手、というか食べる必要性を感じない。果物というよりは、クリームパンのような、肉団子のような、ブランデーのような、何か得も言われぬ味と匂いがする...それを皆さん家族も連れてきて30人くらいで次から次へといろいろな種類のドリアンをかち割って食べてる。自分は隠れてマンゴスチン(フルーツの女王)を食べていたけどバレて、これまた強制的に各種類のドリアンを食べさせられる...勘弁して下さいよ、もう...

5ピースくらい食べてもうギブアップ。だいたい数が多過ぎ、いったい何個割ってるの? 隣でもM永さんとアランが「I Respect You.」とか言いながらドリアンを押しつけ合っている。ワタシは一言「Don't Respect me, please」と言って逃げた。

帰宅して夕方から爆睡、起きたら深夜だったけど、まだお腹がドリアンで膨れていた...

とにかく、貴重な経験の出来た大会でした。水泳がランニングとはまったく別物であることを知りました。両肩が結構な筋肉痛。トライアスリートの偉大さを思い知りました。これから少しずつSwimmingの回数を増やしてみます。こんなに暑い国だから走るのよりもよっぽど向いていて、継続出来る、かも、しれない。

写真はバイアスロンの完走メダル。「鉄人2項」がバイアスロンの意味らしい。トライアスロンは勿論「鉄人3項」。