2012年1月 館山若潮マラソン

若潮マラソン 2012に出走しました。

申し込んだのは昨年の秋。その時点で出走可能かどうか確約はなし。しかし大好きな大会だし、ほぼ毎年走っているので「たとえ無駄になってもいい」と思って申し込みました。結局、旧正月の休みにあわせて帰国することができたので、首尾よく出走と相成りましたが、12月から続く膝痛と、相変わらずの鍛錬不足で、しょっぱい走りが予想され、あまりテンション上がらないまま。そしてなによりも上がらないのは日本の気温! さ、寒い...当日の朝も非常に寒く、今まで出走した若潮の中で一番寒いコンディションだったと思います。目標は欲張らずにサブ4&歩かず完走。

散々迷った挙句に選んだ格好は、半袖+アームウォーマー、下は半ズボンのみ、冷え防止のためお腹にタオルを挟み込み、手袋に帽子、顔にフェイスクリームとリップクリーム、とここまでは珍しく準備万端だったのですが、トイレ待ちに時間がかかり、戻ってきてすぐにスタート地点に移動したため、まったく準備運動ゼロ。体が固まっていたためストレッチくらいはしたかった...
スタート地点はこれまで見たことのない大渋滞で道路に出られず脇道からスタート。走り出してすぐ金哲彦さんを追い抜いたが、そのあと2kmくらいでまたトイレに駆け込む...昨晩の夕食時に水分取り過ぎた...

折り返しの前に走友会のWナベさんにご挨拶、来週が別府大分なので調整ラン、とのことですが、しかし2週連続フルとは走り過ぎでは...まさしく鉄人。

5km通過が26分37秒、思ったよりも速いのはまわりのペースにつられているせいか。
このコースは今までで一番多く走っているのでおおよそは頭に入っている(つもり)。海沿いのコースからは本日は残念ながら富士山は見えない。
10km通過が50分31秒(23分54秒)。ちょっと速過ぎ、意識して落とす。
15kmが1時間15分32秒(25分01秒)、ちょうどキロ5分に落ち着く。
20kmが1時間39分29秒(23分57秒)、競り合っていたまわりのランナーにつられてこの5kmも結構調子よく走れた、しかしなんとなく気になっていたのでここでまたトイレに並ぶも2分ほど費やしてしまった。これが原因かいっきに体が固まり、足が動かなくなり始める。
中間点通過が1時間46分26秒、25km通過が2時間5分53秒(26分24秒)。このあたりにある私設ミカンエイドでミカンをいただいてなんとかリフレッシュを試みる。
30kmが2時間30分35秒(24分42秒)、上りも始まりこのマラソンの一番つらい区間、自分でもいっぱいいっぱいになってきたのが分かる。あと12km、な、長い...オニギリエイドで小さいオニギリを頂戴する。取り損ねて通り過ぎたらエイドの皆さんが「あぁ...!」と叫んだので数歩戻って取り直す。ご馳走様です。
35kmが2時間57分34秒(26分59秒)、いっきに落ちてきた。歩いているランナーを見ていると自分も足が止まりそう、でもフルで歩いちゃいかん、という気持ちだけで足を動かす。だいたい体が重いよ、と自分に愚痴る。この区間で結構後続ランナーに追い抜かれた。ずっと競り合っていたカニの被り物ランナーにもここで差をつけられた。カニのくせに横歩きもせず、まっすぐ走ってるのはおかしくないか? 昨年は富士山、今年はカニ、と2年連続被り物にやられた。
40kmが3時間23分43秒(26分9秒)、あと2km、足がバーというか棒、顔が上がらない。後ろからスパートかけてきたランナーについていこうにも、足がまったく動かない。吹きっさらしの直線コースは向かい風がすさまじい。

ゴールは3時間35分58秒。
はっきり言って十分です。2回目のトイレに行ってなければもう少し展開が変わったかもしれないけど、歩かず走り切れたので今はこれで満足です。

ゴール後は無料の豚汁と焼き芋を頬張って、しばし放心状態。
着替えて走友会の皆さんに挨拶に行くも、いらしたのはT橋さんのみでした。

これで今のところ5月のボルネオ島でのフルマラソンまで長距離は出走予定がありません。今回、シリアスな日本人ランナーの走りから受けた刺激を胸に、マレーシアにてもうちょっと頑張ってみます、おそらく、たぶん...

しかし日本は寒かった。暑くても走れないけど、寒過ぎるのもきつい。ずっと秋、みたいな国があるといいのにね。