2013年3月 Brooks Half Marathon

Brooks Half Marathon走って来ました。

午前5時半スタート、確か昨年は駐車場で大渋滞した記憶があるので、今年はかなり早めの3時半に自宅を出て、4時には現地到着。と、誰も居ないけどほんとにここが会場のBukit Jalil 国立スタジアム…? どうやらワタシは逆方向から来たので、最初に埋まる駐車場とは反対側に停めたみたい、ま、いいか。

バナナとオニギリ食べて、のんびりストレッチして、会場散歩して、それでも時間が余ったので早めの午前5時にスタートに並ぶと、すでにすごい人数がすし詰め状態。暑い!熱気のせいか立っているだけでじっとりと汗がにじみ出る。皆さん同じことを考えているらしく「早めにスタートしちゃおう!」という声がそこら中から聞こえてくる。
そして午前5時20分過ぎ、スターターがメガホン持ってやってくる。「お、早めスタートか?」と思ったら本当にカウントダウンを始めた。と思ったら、いきなりコース正面から車が2台進入してコースをふさぐ、どうやら誘導ミスのようだがありえないでしょ。バックしようにも2台で譲り合ってるのかなんだかもどかしい。カウントダウンを中止して車を追い出すのに数分を要する。さて、気を取り直してもう一度カウントダウン、と思ったらスタートライン上、胸の高さに張ってあるロープがそのままになっており、慌てて先頭に立っている皆さんがそれを引っ張って外す。なんだか慌ただしいぞ、That's Malaysia!

やっとスタート、少し速めのスピードで集団を抜け出す。お、いつものロボコップ系欧米人のお兄さんが前を走っている。この人、体重80kg以上ありそうなのにスピードがある。とりあえず自分の体が慣れるまでその高速ロボコップの後ろにつく。そして視界の片隅に日本人Aさんをとらえて走る。この方はまったくもって別次元の存在で、ローカルレースのみならずKLマラソンやシンガポールマラソンなど大きな大会のカテゴリー別でいつも優勝しているすごいランナーである。今回どれだけその人についていけるか、或いはまったくついていけないのか、ちょいと試してみようと思っていた。

本日の目標は1時間35分切り、あわよくば1時間半切り。出だしペースは4分/kmを少し切るくらい。体が慣れて来たのでロボコップに挨拶して前に行く。が、ご多分にもれずこの人も負けず嫌い、すぐ抜き返される。しょーがないので、しばらく併走してから振り切る。このままロボコップに逮捕されるわけにはいかないのである。しかしAさんの数メートル後ろを走っているつもりが少しずつ確実に差が開いていく。「まだダメか」と思った7km地点あたりか、20メートルくらい先でAさんが転倒、どうやら暗いコースでバンプ(車のスピードを落とさせるために意図的に作られている道路の盛り上がり)につまずいた様子。すぐに走りだしたが明らかにペースが落ちた。その先のエイドで声をかけて先に行かせて頂いた。怪我はしていないようだが大事をとって安全ペースに落としたのだろう。

それにしても暑い。あとで見たらレース時の気温は28℃、いつもよりずっと高い。コースはアップダウンの連続、かつカーブが多く、明るい道路からいきなり照明の無い道路に入ると一瞬視力を失う。足元がデコボコしているのでとにかく下方に注意を払って走る。こりゃ危ないコースだわ。エイドの数は多くはないが最低限の数は確保されていたと思う。何度か折り返しがあるので、そこで自分の順位が分かる。現在...7,8番目くらいか。先頭集団の3人とはかなり差があるけどあと2、3人くらいは追い付けるか?(実際は更に前がいた)。

10km過ぎのラップを見ると平均して4:04/kmのスピード。しかしすでにもう疲れが来ていた。だいたい寝不足だし、なんだかまだ体重いし、今日はとみに暑いし、と走りながらスピードとテンションが落ちてくるのが分かる。更にきつい上り坂で一気にスピードが落ちる、うへー、長い、この坂。とにかく後ろに追い付かれないように前のランナーだけを見据えて粘る。2人ほど抜いたが3人目がなかなか落ちてこない。

ようやくラスト3kmにこぎつけた時点で思い切ってスパート、4分/kmまで上げて走る。「このためにトレミでスピード練習してきたじゃないか!(っていうほど何度もやってないけど)」と歯を食いしばって走る。が、あと1.5kmでやはりスパートしてきた後続ランナーに追い付かれる。しばらく併走、体重軽そうだなぁ、と横目で見ながら思う。残り1km表示で思い切って更にスピード上げて再スパート。あと1kmくらいなら4分/km切れるだろ、と自分に言い聞かせる、が、苦しい~。と、ここで嫌な思い出がよみがえる。たしかこのレース、昨年は実測で22km以上あったような気がする。1km以上はこのペースもたない…と思ったらなんだかペースダウン。ゴールが見えるまで安心出来ない。

と、やっとゲートが見えてきて再々スパート。なんとか追い付かれずにゴール。
ネットタイムで1:30:20、カテゴリーで3位でした。はー、疲れた。

久しぶりに(最後だけ)フルスピードで走ったせいか、しばらく立ちくらみ…
とにかくカーブとアップダウン多いし、気温は高かったし、かなりタフなコース&コンディションでした。
賞品はBrooksのバウチャーRM300(=約9,000円)、何を買いましょうかね。

あとで調べたら総合7位でした。まだまだ上には上がいるなぁ(当たり前)。