2013年3月 古河はなももマラソン

「古河(こが)はなももマラソン at 茨城県」を走って来ました。第1回大会ということで運営はどんなものかな、と思いましたが、概ね順調で関東に良い大会が一つ出来たな、という印象です。

宿泊地の横浜から湘南新宿ラインで乗り換えなしで行けるのだけれど、電車は結構混んでいた。それもランナーらしき人が多い。「今日開催の板橋Cityに出る人たちかな?」と思ったけど、ではなくて皆さん「古河はなもも」のランナーでした。

古河駅から係員の誘導でバス乗り場まで1kmほど歩く。バスは何台も待っているのだが、1台ずつランナーを乗せるので時間が掛かる...せっかく複数台バスがあるのだからここはもうちょっと効率よく乗せてくれてもよかったかな、と思う。

会場までバスで20分、大きな運動公園が会場。スタートまで時間が無いので急いで受付まで行くがちょっと分かりづらくて遠かった!ゼッケンもらって体育館内は混んでいるようなので諦めて外(軒下)で着替えて慌ただしくスタートへ。恰好は「小金井公園走友会」のランシャツ、アームウォーマー、ポケットつき短パン、帽子、手袋、ゼッケンベルト、お腹に冷え防止のタオルを挟む。食べ物はアメだけ持った。

懸念材料は捻挫した右足首。それとレース当日朝にお腹がピーピーにくだってしまったこと。これはどうしたことだろう? 昨晩調子に乗って刺身を食べ過ぎたか。幸い痛みはないのでこのまま過ぎ去ることを期待。

スタート前に無事「走るかさ地蔵」さんにご挨拶することが出来ました。いつもの目立つ格好でコース脇に立っていて下さったので容易に見つけることが出来ました。お会い出来て良かった!

スタート時は曇り、気温は15℃くらい(適当)で風邪もなく、まさしく「絶好のコンディション」。ブロック別スタートを採用していたのは本当に良かった。自分はBブロックからスタート、号砲後28秒でスタートラインを切ることが出来ました。

スタート直後はちょっと渋滞、というかペースの遅いランナーが多くて前に出られない。少しずつパスしていくが、まわりがばらけてきたのは5kmを過ぎてからだった。このコースは高低差なくひたすらフラット、そして折り返しが合計6ヶ所、とちょっと変わったコース設定。捻挫の痛みが残る自分としては曲がるときに負担がかかる折り返しが多いのはつらかった。沿道にかなりの応援が出ており気持ちよく走れたが、今回自分はスタートから突っ込んでいったので応援に応える余裕はまったくなかった、残念。

エイドは8ヶ所、と書いてあっけどもっとあったような気もする。でも準備されていたのは水とスポドリのみ。後半にキャンディ、果物、チョコがちょっとあったが、もっと前の段階で準備して欲しかった。それと途中でコンソメスープがあったけど誰も手渡しの人がおらず泣く泣くパスした...エイドが貧弱だったのは改善の余地があると思う。一緒に走ったゼオン鉄人会の皆さんも「ほんと途中でお腹空いた...」と嘆いていた。

さて、右足首の痛みを心配していたがレースが始まってしまえばもう関係ない。馬なり、体が動くままに突っ込んでいく。今日は前半抑えるという戦略なし。今の自分がどこまで飛ばしていけるのか試してみる。
10km通過が43分27秒。5kmが22分以上かかっているから上々か。こんなに飛ばしちゃっていいのかな、と思うがとりあえずまだ体は動く。少しずつ前のランナーを追い抜いて行く。
20km通過が1:24:57、ということはこの10kmを41分30秒でカバーしたことになる。
続いて中間点が1:29:32。このタイムを単純に2倍すればサブ3だけどそうは問屋が卸さないでしょう。出来ればこのペースのまま25km、そして30kmまで行きたい。30km地点で2時間6分くらいだとサブ3も見えてくるか、とちょっと欲も出る。
30km通過が2:07:15。このままのペースで引っ張れれば行けるか?と思った矢先、30km過ぎてからいきなり太ももが動かなくなる。ふくらはぎも攣り気味。いっきにペースダウン、やっぱり来たか...こんなペースで40km走ったことないし、今日はスタートしてからアメ2つ舐めただけだし、当然か。それにしても唐突にきた。
35km通過が2:30:04、この5kmが22分49秒....わー、厳しくなってきた。そしてそこから足はまったく動かなくなる。自分でももがくような走りになっているのが分かる。もう4分30秒/kmさえ維持出来なくなってくる。沿道の応援が虚しく聞こえる、後続にどんどん抜かれる、こんなに体が動かなくなったのは最近ではちょっと記憶が無い。追い打ちでお腹がグルグルいってきた。なんか暴発しそうだ、早くゴールにたどりつかねば...
40km通過が2:54:45、この5kmが24分41秒、終戦

結局ゴールタイムはネットで、3時間5分27秒。最後は11分くらいかかってしまった。

辛うじて自己ベストなるも、あまり達成感なし。しばし芝生に横たわる、足が動かん。
もっと前半抑えて走ればもっと良いタイムが出たかもしれない。でもいずれにせよ、サブ3までは届かなかっただろう。それを考えると今回途中までサブ3ペースで行けたので、あとはペースを維持してそこから更に距離を伸ばせるか、という課題も見えた。20km以降の栄養補給、レース前の疲労ぬきや食事、テンションの維持なども改善の余地があることを自認した。そういった意味では収穫があったレースと言えるかもしれません。

コースはフラットで言うことなし。応援もたくさんして頂きました。
天気も最高で一度もアームウォーマーを上げ下げしませんでした。マレーシアから来て「ウォー、涼しい走りやすい!」と何度も嬉しく思いました。

これであと1年は日本のフルマラソンに出る予定はないので、来年またこの「古河はなもも」で大きな課題達成を狙おうか。それまでこのテンションが維持出来るかどうかが懸案事項です...

以下いただいた完走証が5kmおきにタイムを明記してくれていたので転記します。

5km:22分20秒
10km:43分27秒 ラップ21分07秒
15km:1時間04分10秒 ラップ20分43秒
20km:1時間24分57秒 ラップ20分47秒
中間点:1時間29分32秒
25km:1時間45分59秒 ラップ21分02秒
30km:2時間07分15秒 ラップ21分16秒
35km:2時間30分04秒 ラップ22分49秒
40km:2時間54分45秒 ラップ24分41秒
ゴール:3時間05分27秒 ラップ10分42秒