2013年9月 Standard Chartered KL Marathon

もう気が付けば3度目のSC KLマラソン。

前日のお客さんの25周年記念パーティーは素晴らしかった、料理の出るタイミングを除いては...
午後7時集合、でもカクテルパーティーの間は会場開かず、開門は午後8時。午後9時を回ってもまだ一皿しか出て来ない…数時間後のマラソンのことを考えると午後9時には退出したかったけど、一皿ではさすがに帰れない。ま、この展開をある程度読んでいたので普通に夕飯を食べてから来たのですが、こんな中途半端な時間に退出すると目立ってしまう。というか新社長のプレゼン中…

結局なんだかんだで脱出したのは午後11時前。「あと数時間後にこの道を足で走るんだなぁ」とマラソンコースを運転しながら車で帰宅、就寝は真夜中12時、起床午前2時。ナポレオンより睡眠時間が短い!

Central Marketに駐車して時間をつぶす。午前3時、O竹さんと歩いて会場に向かう。昨年まではひょいひょいとスタートライン近くまで行けたのに、今年は結構すし詰め、やっぱり走る人が増えているのか、皆さん気持ちが前のめりなのか。

スタートから40秒後くらいにラインを通過。カカトは、走り出しはまだ大丈夫、でも寝不足のせいか、延髄が痛い。

出だしは集団にブロックされたままO竹さんとH谷さんとおしゃべりラン、6分-6分30秒/kmくらいか。昨年末から自分で車を運転するようになってやっとKLの地理や道路が頭に入りつつある。そうか、KLマラソンのコースはこうなっていたのか、と今更ながらに感心、いまだおのぼりさん状態。

5km通過が27分、ちょっと遅すぎ、このままだとサブ4も危うい。スタート直後にトイレに寄ったのもよくなかった。体調的にはなんとか普通に走れそうなので5分/kmを切るくらいのペースまで上げる。途中でフル初のO西さんにご挨拶。

エイドは、それはもうふんだんにありました。前半は2kmごと、後半は1.6kmごとに設置されていたそうです。常に水+スポドリ準備、たまにMy Favorite スポンジ。スポンジはとっかえひっかえゴール直前まで握ったまま走りました。

10km通過が52分。3時間半を切るにはこの2分の借金を返済せねば。とりあえず4分40秒くらいまでペースあげて前を追う。ここまで誰にも抜かれていなかったのに突如追い付いてきた謎の欧米人二人組にさくっと抜かれる。うち一人は上半身裸、ゼッケンつけていたかは不明、マラソン参加者だったのか、単なるジョガーだったのか… 17kmあたりでゆかみさんに遭遇、前にいちろーさんとY崎さんがいると聞いてその二人を目標にして走る。

20km通過が1時間39分、この10kmを47分で走った。1分の貯金が出来ました。中間点(表示はなかったみたいですが)通過が1時間43分40秒くらい。

この後いちろーさんに追いつく。そしてY崎さんを追うもしばらく姿が見えずちょっと間延びした時間が続く。昨日は計4食も食べたのでスタート直後はお腹が張っていたけど、さすがに空腹を感じる。と、バナナを発見! 頂いて、大事に皮をむいて、さぁ食べよう!と思ったら、歌じゃないけどヌルンっと滑って飛んでった、というのはウソで地面に落ちた、ゲゲゲ。思わず立ち止まって拾う。持っていたスポンジを絞って念入りに拭く。背に腹は代えられん、口に入れて咀嚼してみる。いけるか? いや、そこで何か本能的なものがストップをかけた。結局(汚いですが)吐き出した。その直後から気分的なせいか腹痛を感じ始めた。なにか東南アジアの得たいの知れない菌を飲み込んでしまったのか…

そして25km地点くらいでやっとY崎さんの後姿が見え始めなんとか追い付く。ペースはまだ悪くないながらも少しお疲れ気味だったので「とにかくイーブンペースで」と声を掛けて先行させてもらう。

30km通過が2時間25分くらい、この10kmを46分で走ったことになる。しかしここで早くも気力が尽きた。あわよくば3時間20分切りを、と思った時間帯もあったけれど、カカトがかなり痛くてテンション上がらず無理ない走りに切り替える。上り坂でグッとペースが落ちてしまうのが自分でも分かる。「こうならないようにするには普段どのような練習をすればいいのだろうか」と思いながら走る。

後ろのバイクや車がずっと怖かった車道沿いを折れてBukit Tunkに入るとウソのような静けさ。走り慣れたこのコースをひーこらいいながら前を追う。前方の欧米系女性が近づいてきそうで近づかない。コースで一番きつい坂をなんとか登り、あとはワインディングの下り坂。昨年はここでかっ飛ばしたが今年は気力なし。

40km通過は表示を見落としてしまった、だいたい3時間13分くらいか。この10kmを48分。ラストのそごうデパート巡る折り返しがこれまた長くてきつい。いったんゴールに近づいておいてまた離れるのは精神衛生上よくないと思う。ハーフのランナー(もはや歩行者)の大集団とぶつかってゴールまでが走りづらい。最後ちょっとだけスパートして終了。

ゴールタイムはネットで3時間24分09秒。一応マレーシアPB更新。
後半を1時間40分30秒(前半より3分10秒アップ)で走ったことになる。
まぁ、このコンディションと練習不足の中、3.5を切れただけでもよしとしましょうか。

あとで調べたらカテゴリー8位、こんなタイムでお恥ずかしい。おそらく大会が6月から延期となったため、日本をはじめとする海外の早いランナーが参加しなかったのでこんな順位になったのだと思います。

今回の気象条件は、曇りで本当に走り易かった。ときおり風も吹いて言い訳出来ないベスト条件だったと思います。エイドも無数にあって素晴らしかった。スポンジも良かった。あえて難をつければ、毎年のことですが、ゴール前100mくらいが応援者、歩行者やらでグダグダになって走りづらいことくらいでしょうか。概ね年々運営がよくなっている気がしました。

とりあえず走れて無事ゴール出来たことに感謝。10月のフルは事情でDNSのため、休足+11月のために無理なく練習します。来年は3時間15分を切りたいなぁ。