2014年4月 King of Bukit Larut 21km

久々のレース参加はKLから車で3時間のタイピンという町の山登りハーフ。
走馬会のOさんに誘われて登録したのは良いけれど、どうやら10km山道登って、それをそのまま下って来るマゾなコース。しかも1000mくらい一気に登るらしい...

ま、なるようにしかなりません、ということで膨満感な体のまま午前3時に車でKL出発、午前6時半に現地到着。当日受付してスタートを待つ。この場所って、数年前、まだ出張者だった時代に観光がてら来たことがあるような。そのときはこの山道を登らなかったけど、とうとうこうして戻ってきたということに縁を感じる。なのに、眠くてテンションは上がらない。昨晩は4時間も寝ていない...

参加者は200人、アットホームな雰囲気で皆さんそこらじゅうでバシャバシャ写真撮影。なぜか僕らも撮られる。Oさん曰く「肖像権など気にされず、勝手に彼らのFBに載るんだと思います(苦笑)」とのこと。

そうこうしているうちに午前7時半スタート。「今日は完全にファンラン!」と自分で言っておきながらとりあえずそこそこのペースで走り出す、前から15番目くらいか。Oさんと並んで走っていくが、急な登りではすぐに(戦略的)歩きが入ってしまう。「これがひたすら続くのか~」と1kmも行かない地点で気が滅入り始める、最近精神的に弱っているワタシ。

そのうちドイツ人のお兄さんと3人で並走となるも、ワタシの歩く頻度が増えてどんどん置いて行かれ、そのうち2人が見えなくなる。
やっと3km地点のエイドに到着。もう数十メートルしか連続して走れない。「あぁ、オレなんでここに居るんだろ」と思いながら歩く。きつい...

折り返しの10.5km目指してひたすら歩き&走り。登りにこんなに対応出来ない自分の身体に、ある意味驚かされる。こんな体たらくで7月の奥武蔵を走れるのだろうか。

9kmあたりでトップと、そのあとドイツ人のお兄さんとすれ違い、そして折り返し直前でOさんに追い付いた。スタートから1時間22分くらい。ここからはギアが変わってかっ飛び下りモード。とは言いつつも、左カカトが痛いのは相変わらずなのでそれを気にしながらの走りとなる。日陰では道の真ん中に苔が生えていたり、砂利が残っているので転倒に注意しながら走る。

すれ違う後続ランナーやハイカーの皆さんに声をかけてもらう。「Good Job! You are No.10!」と順位も教えてくれる。後続を少しずつ拾って順位が上がる。「You are No.8!」、「You are No.7!」と続いて、「You are No.8!」とまた言われる。誰にも抜かれていないんですけど...これで自分の順位が何番なのか分からなくなった。

19km地点でドイツ人のお兄さんともう一人のランナーが見えた。力を振り絞って一気に抜き去る。登りと下りのこれほどの違いにドイツ人のおにーさんもさぞかしびっくりしたことでしょう。

そのままかっ飛びでゴール、タイムは2時間2分くらい。下りは4km/分で走れた計算。Oさんも自分のすぐ後ろでゴールしてきた。意外にもゴール直後は足の筋肉は生きているけど、これから来るであろう足底痛が怖い。

初めはフルも考慮されていたらしいこのレース、ハーフになって本当に良かった、助かった。
こじんまりしたレースだけに、大きな大会には無いアットホームな雰囲気でよかったです。やっぱりこういう大会が好きかも。

ゴールしてすぐにKL戻り、夕方まで爆睡しました。
次は6月までレース入れてませんので、減量とケアに時間を費やしたいと思います。