2014年10月 四万十ウルトラマラソン 100km

抽選に当たって初の四万十ウルトラマラソン出走!
思えば初めて四万十ウルトラに応募したのは2006年くらいだったと思う。今回は応募4回目で、うち3回当選したけど都合があって出られず、今年やっと出走までこぎつけました。

本当はマレーシアから出るはずだったけど...と、それはおいといて土曜日に伊丹空港(ここも久しぶり)から高知龍馬空港に飛んで〇山さんと合流。レンタカーで桂浜に寄り道して坂本龍馬像に挨拶してからレース会場の中村市に到着。桂浜来たのは3回目かな。

受付会場に面白いものがあった。ゼッケンに貼るステッカーが3種類、「不安」「ビギナーです」「オレについてこい!」 結局「不安」ステッカーを前後に貼りました。
そのあと無料の前夜祭に参加、毎度凄まじいウルトラランナー達の食べっぷりに交じって僕らもある程度胃袋に食べ物を押し込む。無料でバナナを一房配っていたけど人数分はなかった。一房なんて要らないから1本ずつみんなに配ればよかったのに、と思う。

レース当日は市内を走る循環バス(事務局が準備)に乗ってスタート地点へ。予想以上に寒い!「 昼間は暑くなる」と聞いてはいたけど寒さに弱いワタシはTシャツにアームウォーマーといういでたちで出走。
スタート時間は午前5:30。とにかく完走目標でゆっくりゆっくり走ることを心掛ける。事前に確認したところコースはスタートから徐々に登って20km過ぎまでに600m上り。そのあとは下って、30km過ぎから四万十川沿いの平らなコースを走る。
走り始めは寒かったけど、走ったらすぐにあったまってきた。きつい、と聞いていた登りもゆっくり走れば特に苦もなく登り切り、そこで調子に乗ってしまい、急な下りをかっ飛びモードで走ってしまった。何十人ものランナーを追い抜いたけど、平地で太ももに来てしまい(恥)、スローモードになってからはまた何人かにあっさり追い抜かれる。
エイドはごくフツー、というかウルトラにしてはさみしい。これは意外だった。水オンリーのエイド、水+スポドリエイド、給食エイドと3種類が2.5kmおきという短い間隔にあったのは非常に有難かったけど、希望としてはご当地グルメなど「このエイドでしか食べられませんよ!」みたいな名物を置いて欲しかった。あまりに変わり映えしないメニューにレース早々飽きが来ました。エイドの楽しみが無いとウルトラの魅力が半減...
ゼッケンを見ると出身地が分かるので「大阪」と書いてあるランナーに積極的に話しかけてみる。「大阪でどこかのランニングクラブに入ってますか?」10人近くに話しかけたけど、意外にもほとんどの人が「独りで走ってます」とのこと。「そもそも周りにウルトラ一緒に走ってくれる人がいてへん...」らしい。そういうことなのかー、どっかウルトラマラソン好きの人が集まるクラブとか、サブ3狙うエリートランナーの会とか教えてもらおうと思ったんだけどアテが外れた。

50km過ぎて女性ランナーと微妙に競り合う。そのままコース上に2つある沈下橋の1つ半家沈下橋を折り返し、お話しながら一緒に走る。「四万十には何度か出ているのでコースはだいたい分かる」とのことで付いていく。ひたすら単調なコースで暑くもなってきており、お互いきつい時間帯だったので喋りながらいけたのは有難かった。昔ランナーズにお勤めだったそうで、楽しい?裏話を聞きました。
61.5km地点のレストステーション(カヌー館)でしばらく休憩、日がかなり昇って暑いためとても日向には居られない。嬉しいことにテントで氷を配っていたので頂いてしばらくクールダウン。結局20分以上は止まっていたと思う。
一緒だった女性はお腹の調子がどうにも悪く「先に行って下さい」とのことで残念ながらここでお別れ。カヌー館で休むまでは「13時間以上かかるかも...」と弱気になっていたけど、ここから劇的に復活して良いペースで走り出す。スタート時にちょっとお話したランナーさん達に追い付いて、声をかけながら走って行く。夕方が近づいて来てまた気温が下がってくる。レースも終盤に近づき、前を行くランナー皆さんが最後の気力を振り絞ってゴールに向かっていくのが後ろからでもわかる。ゴール直前の急登には苦笑いするも一気に登り、一気に下ってゴールへ。

ゴール時間は12時間15分くらい。

あたりが少し暗くなって気温もだいぶ下がってきたけど、火照った体にはちょうど良かった。寒くなる前に循環バスで宿に戻る。〇山さんはいつもどおりサブ10だったのでだいぶ待たせてしまった。その晩は二人で祝杯。翌日に帰りました。ゴール後に話したランナーさんは日曜日の夜行バスで大阪に戻って月曜日午後から仕事、と言っていました。すごいなー、さすが仕事もウルトラランナー。

憧れの四万十ウルトラは天気にも恵まれ楽しかったけど、単に綺麗な川沿いを走ってる、というだけでコース自体に特色はなし。大会運営はとても良く、ボランティアの皆さんも非常にフレンドリーでグッド、でもエイドがさみしかったのが難点。高知県中村市というこれだけ遠いところにまた走りに来るよりは、次はもっと別のウルトラ走った方がいいな、というのが感想です。

憧れの四万十ウルトラ走れてよかった。
この後のウルトラは2015年4月の富士五胡118kmです。これも久しぶりの出走!