2014年12月 防府マラソン

防府マラソン、走ってきました。

今週は月から木曜日まで4晩連続忘年会...で、年忘れというか走ることを忘れてしまった。おまけに先週の土日は会社合宿だったので、最後に走ったのはもう2週間前という体たらく。慢性寝不足のうえに体重はとうとう自分史上タイの72kgに到達。あー、走れない理由はいつもどおりのてんこ盛り。
ということで、出走するのをやめようかとも思ったけど、来年防府でサブ3を目指すためにも今年下見ランをしておかねばならない。

土曜日の午後に自宅を出て新幹線で徳山へ。新大阪駅のホームには防府ランナーらしき人がちらほら。何故かみんな速そうに見える...既に弱気モード。
ホテルに泊まって久々に独りでのんびりした時間を過ごす。日本のTV番組をこんな長い時間見たのは何年かぶり。結構面白かった。

翌朝防府駅に移動、駅前から会場までのシャトルバスが既に何台もスタンバイしており運行は至極スムーズ、3000人規模の大会らしく混雑混乱なく快適でした。
会場で「しんかな走ろうよ会」の皆さんと無事合流。スタートぎりぎりまでおしゃべりや高校駅伝TV観戦をして過ごす。
そういえばお昼ご飯を買うのを忘れた、初歩的なミス。しかたなく手持ちのシリアルバーらしきものを食べてしのぐ。

スタートの陸上競技場に移動、ゼッケン番号別に並んでおり5分前でもスムーズに列に入れる、空いてていいなぁ。トイレも渋滞なくほんと快適。こういう昔ながらの硬派な大会って貴重な存在だと思う。

0時2分にスタート、トラックを出て以降は大した混雑もなし。後続ランナーにどんどん追い抜かれる~。さすが防府マラソンはサブ4ランナーしか出ていないためレベルが高い!。自分はサブ3.5枠で出たけれど、今回は体調がたいちょー悪いので目標は謙虚に制限時間4時間内完走。

コースはひたすらフラットで高いところでも10mくらい。スタートから8ノ字のように周回コースを走り、19km地点から防府駅方面に向かう。
5分30秒/kmペースで走るつもりが周りにつられてついつい5分/kmを切ってしまう。今はいいけどあとで絶対バテるから飛ばしてはいけない、と自重を心掛ける。
応援は少ないけどみんな熱い!さすが45回目の歴史ある大会。47都道府県別の応援のぼりを持ったボランティアの皆さんが大声で励ましてくれたのが嬉しかった。

エイドは全部で約10箇所。食べ物はなくスポドリと水のみ。希望者は一般ランナーでもスペシャルを置くことが出来る。エイドのテーブルが長いのでここでも混雑はなく運営の手際良さが見られました。

中間地点通過が1時間46分くらい。今の自分にとっては予定よりも速いペースだけどこのままいけるのだろうか。そんなにマラソンは甘くないよね、と思う。

と、英雲荘という建物が見えてきてその横にある公園に見覚えがあるような。たしかあそこは萩往還140kmの防府折り返し地点。萩往還と同じコースを走っているのかと思うとなんだか嬉しくなった。

23km地点、防府駅手前でトップランナーとすれ違う。来た来た、ナマ川内選手、初めて見た。すごいスピードと形相! 気合がみなぎってる。そのあと2位のアフリカ人ランナー、そして後続がどんどんやってくる。さすがエリートランナー達はスピードが違う! と思ったけど、すでにスタミナ切れしてしまったのかリタイア寸前の走りのランナーもいた。この防府が勝負レースだったんだろうなぁ、と気の毒に思う。と、こちらにもそんな余裕は毛頭ない。

スタートからずっと吹いている風はやまず、正午スタートだったせいもあって気温が徐々に下がっているのが分かる。あー、お腹が空いた。やっぱり昼飯ヌキで走ったのは失敗だった。日本の寒さに慣れていないのか、体も固まってきた。30km手前の折り返し地点では眠気さえ感じた。空腹と低体温のせいか、いっきにスピードダウン。やはりフルマラソンは甘くはなかった。
トイレの近い自分には珍しくスタートから一度もトイレに行っていない。前日からかなり水分を抑えたのが良かったのか、悪かったのか、今度はこんなに寒いのにノドが渇いてきた。34km地点でスポドリを1杯飲む。ここまでのエイドでは一口含むくらいだったのがしっかり飲んでしまう。脱水気味にもなっていたかもしれない。

もう6分/kmペースの維持も危うくなってきた。「フルで歩いたらいかん!」と、その思いだけでよろよろと走り続ける。終盤までスタミナを取っておいた後続ランナーに面白いように追い抜かれる。ラストの39kmエイドで立ち止ってスポドリを2杯ガブ飲み。それでも飽き足らず水も1杯飲んだ。それで少しだけすっきりしてゴールまでなんとか走り切った。

ゴールタイム:3時間47分52秒。

先月の「あいの土山マラソン」とまったく同じ47分台だった。コースは土山の方がきつかったけれど、風と気温は防府の方がかなり厳しかった。
なんとか制限時間内に完走出来ましたが、後半だけで2時間もかかってしまった。練習不足と体重オーバーは当然ながら空腹と低体温にやられました。そういった意味も含めて準備不足でした。

防府マラソンはコースは単調だけどフラットで走り易い。応援は多くはないけど熱い。エイドはシンプルだけどフルマラソンはみな同じようなものかも。長い歴史もあって運営はスムーズでした。何と言ってもランナーが少ないのでストレスに合うことなく、それが一番良かった!
ただし、ゴール後の無料うどんは100m以上の長打の列で諦めました。うどん食べたかったなぁ。

来年も防府に出るには今シーズン中にサブ3.5を切っておかないと危うい。
次のレースは千葉県の館山若潮マラソン。でも米国出張帰国日の翌日なのでタイムは期待出来なさそう(と今から早くも言い訳)。