2015年1月 館山若潮マラソン

3年ぶりの館山若潮マラソン!フルマラソンで一番多く走っている好きな大会。
しかし、今年はたたでさえ体が出来ていないのに本番前日まで1週間の米国出張...

土曜日の午後に成田空港着、ANA機内で全然寝られず。空港で不要な荷物を仕訳して大阪の自宅に送り、マラソングッズだけをバッグに入れて空港から宿泊地へ移動。と思ったらエントリーハガキを自宅行きの荷物に入れたままだった。慌てて空港の宅急便のカウンターに取り戻しに行く。時差ボケか。

当日は宿泊地の岩井駅から電車で館山駅へ、そこから大会シャトルバスで会場へ移動。ここまで難なく進む。時間に余裕をもって準備をし、横浜から車で来る会社の仲間を待つもなかなか来ない。電話をしてみると、一人は風邪、一人は寝坊、で二人が来なくなったとのこと。大丈夫か。

結局会社の仲間とは会えないまま大渋滞のスタート地点へ。今日はとても暑くなる、気温は10℃を超える、との予報で半袖でもいいかなと思ったけど、半袖シャツを自宅へ送り返してしまったことに気づいた。ので、長袖1枚で走ることにする。食事は昨晩の宿でご飯3杯食べた、朝食もばっちり食べた。更に走る前にも軽く食べた。ということですでに結構な膨満感状態。

スタートで会社仲間の一人と遭遇、皆さん無事に走り出したそうでよかった。号砲からスタートライン通過が39秒。渋滞の中をゆっくり走る。隣を走る仲間のMさんとはウルトラで何度か一緒に走ったことがあるけど「実はフルマラソンは今回が初めて」とのこと。今までウルトラと超ウルトラしか走ったことなかったの? なんか順番逆じゃないすか!
よく見ると首まである長袖の上にTシャツを着ている。ちょっと暑そうだな、と思ったが、あとで聞いたらアンダーにもう1枚、合計3枚着込んでいたそうで途中で長袖を脱いで腰に巻いたそうな。走る前に一緒だったら「今日は絶対暑いですよ」と助言もしてあげられたのですが...

4kmの折り返しでMさんと別れ、4分45秒/kmまでペースを上げていく。このペースでどこまで行けるか。今日の目標は11月「あいの土山」、12月「防府」と続いてしまった3時間47分切りかな。暑いけど苦しい、というほどでもないけどノドは渇く。良い意味で淡々とペースを刻む。さすが日本のランナーはレベルが高く、このペースでも結構追い抜かれる。
10km通過:48分25秒。まあまあでしょうか。

11kmエイドでしっかり給水して、そこから洲埼灯台まで急坂を登って下って15km通過。爽快な海沿いのフラワーラインを走る。まっすぐ前が見える、菜の花が咲いている気持ちの良いコース。これこそが館山若潮。暑いので、寒がりの自分には珍しく手袋を外す。首回りが暑くて、前にジップのついたシャツを着ていたらなぁ、と首元をパタパタさせながら何度も思う。

ゴルフ場を横に見ながら20km通過:1時間34分52秒

続いて中間点:1時間41分45秒。
7分近く掛かった。ちょっと20km地点から距離が遠すぎたような気が。

まだペース保ててる、思ったよりいいじゃないですか。時差ボケ眠気もやってこないみたいだし、前日から水分制限したせいか、はたまたかなり暑いせいか、トイレにもお呼ばれしない。

22kmあたりでスーパーを左に見ながら大きく左にカーブ、ここから私設みかんエイドが続く。一つ頂いて元気をつけて走る。ずーっと続く登り坂を走ってそろそろ左に曲がるはず、と思っていたら先に25km表示が出て、そのあと左折。ここで走りづらい車道とさようなら。そしてここからが館山若潮のハイライト、山間アップダウンコースが始まる。

いまだ4分45秒/kmペースを維持出来ている。だいぶ前に追い抜かれたランナーを追い抜かすことも出来た。こうなると欲も出る、「せめてこのペースで30km、出来れば山間コースの終わる33kmまで行きたい」。そうすればサブ3.5が見えてくる。

30km通過:2時間21分55秒。
急坂手前のエイドでドリンクをもらって一気に登り、そして一気に下る。下りで先行ランナーを一気に追い抜く。足の筋肉はまだ動いてくれているけれど、靴と靴下の相性が悪かったのか、足裏はすでに水膨れが出来て下りやコーナーになると結構な痛みが走る。無理して2013年に患った足底筋膜炎が再発しないかと、ちと不安になる。

33kmの海沿いコースに戻って、あとは淡々と5分/km以内で走り切りたい。35km通過あたりからちょっと疲れが出てきた、というかなんだか眠いようなペースが上がらなくなってきた。これは時差ボケか、それとも防府マラソンで痛い目に遭った脱水の再発か。慌ててエイドでスポドリを摂るもちょっと遅かったかも。といってもゴールまであと少しなので泣きごと言わずにこのまま押し切りたい。今のままなら3時間25分切りもいけるぞ、と自分にムチを入れる。

最後の坂を登って降りて、あとはフラットな4kmが続く。しかしこの4kmが延々と長く感じられるのもこのコースの特徴。
40km通過:3時間10分05秒。

ペースが落ちてきたのが分かる。すでにスパートする余力はなく、前のランナーを追い抜くことも出来ず、ひたすらペースを維持してゴールへ。

ゴールタイム:3時間22分53秒(ネット)

期せずしてこの大会でサブ3.5を達成出来て良かった、ラッキー。これで今年の防府マラソンもサブ3.5枠で応募出来ます。

良かった点は、暖かかった天候につきます。そのおかげで時差ボケにほとんど悩まされもせず最後まで体が動いた。
反省点は、半袖シャツを忘れたこと、前日と当日食べ過ぎたことか。おかげでレース前半は結構ゲップが出た(汚)。水分制限したせいで最後ちょっと脱水気味になったけど、そのおかげでトイレに行かずに済んだ。

久しぶりの館山若潮マラソンはやはりいい大会でした。沿道に応援あり、エイドも他のフルに比べると豊富だし、コースも分かっているので走り易い。

たぶん毎年走っているはずの金哲彦さんが、今年はNHKのランニング番組(ランスマ?)の撮影があったらしく、走っている最中やゴール後に撮影をしていました。ゴールに久しぶりに会った知り合いが「金さんのずっと後ろを走っていたからTVに映ったかも」と喜んでました。放送見るまで分からんよ(笑)。

次のレースは昨年も走った「泉州国際市民マラソン」。ここでもサブ3.5したいなーと思うけど、あの2つのモンスターブリッジは難関。気負らず楽しく走りたいです。

以下、久々ラップを表にしてみました。
やはり35km過ぎてからの落ち込みが激しかった。
中間点の位置が怪しかったかも知れませんが、ネガティブスプリット達成は収穫かも。

距離  LAP      通過     Half
5k   0:25:15    0:25:15   1:41:45
10k   0:23:10    0:48:25
15k   0:23:07    1:11:32
20k   0:23:20    1:34:52
中間点 0:06:53    1:41:45
25k   0:23:48    1:58:40    1:41:08
30k   0:23:15    2:21:55
35k   0:24:05    2:46:00
40k   0:24:05    3:10:05
Finish 0:12:48    3:22:53