2015年11月 神戸マラソン

神戸マラソン、走ってきました。
前日の土曜日、咳が止まらずお医者さんへ行って薬をもらう。午後にたっぷり昼寝をして体力回復をもくろむも、そのせいで眼が冴えて夜中寝られず自分のアホさ加減をひたすら呪う。

自身初の大都市シティマラソンということで、人混み嫌いなのでなんだか気乗りせず、体調も悪いし先週の岡山マラソンの疲れも残ってるし、と当日朝の布団の中で言い訳を唱える。でも天気は回復傾向だし、来年また当選するか分からないし、なんとか気合いで起き上がる。

ランナーによるラッシュを警戒して大阪駅からあえてJRではなく阪神線に乗ったのが正解で座れました。その前に天王寺駅から乗った環状線はすでにランナーだらけ。すごいな、神戸マラソン

三ノ宮の地下道で着替えて時間をつぶし、午前8時に地上に出ると晴れてますよ、暑くなりそう! 動線がしっかり整備されておりストレスなくスタートラインに並ぶことが出来ました。運営良かったです。8時15分で荷物預けが終了、しかしアジア系外国人のランナーの皆さんがそれを理解していないのか、ずーっとお喋りしていたので「もうすぐ締め切りますよ」と教えてあげたらものすごい勢いで荷物預けトラックに突っ走って行った。海外から来るランナーのためにももっともっと英語表記やアナウンスがあった方がよさそうです。

Aゼッケンランナーの区画で30分ほど待たされるが、その間、立山マラソンでお会いしたF村さんと話しながら時間をつぶすことが出来た。

午前9時にスタート、「あと1分です」と言うべきところでいきなり「あと10秒です」という間違いアナウンスがあってかえって場がなごむ。スタートしてから狭い繁華街を走るが周りのランナーと何度もぶつかる。と、トイレがあったのでとりあえず駆け込む。30分も待たされて少し冷えた。ここでF村さんとはお別れ。

コースに戻って走り出すと、今度は靴ひもがほどけて結び直す。今日はこんな日なのかな。しかしとにかく体が重い、足が上がらない。今年の6月から減量を初めて一時は69kgから61kgまで落としたけれど、10月と11月の海外出張で走れず食べまくり、おまけに風邪までひいて、今朝計ったら64kg。昨晩多めに食べたとはいえリバウンドしちゃってます。お腹が少しせり出てきたせいで足が上がらないのかも。あー、せっかく頑張ってきた今年の夏の成果が水の泡。なんでこんなことになったんだろう、とスピードが出ないまま走りながらひたすら自問自答を繰り返す。レース序盤からすでに独り反省会で気が滅入る。

最初の5kmにネットで25分以上かかってしまった。こんな調子ではゴールタイムはどうなることやら。とにかく今まわりにいるランナーのペース必死についていくしかない。ペースは4分45-50秒/km、とりあえずこのままハーフくらいまで粘って、せめてサブ3.5は死守したいところ。ま、来週も福知山フル走るし、今日は長距離練習と割り切って走ろう。

その後はひたすらマシンのように4分45-50秒/kmを刻む。有難いことに給水エイドが十分に設置されており、1回おきに水分を摂った。どうでもいいけど、給水エイド以上にオールスポーツの写真撮影ポイントが設置されていた。1kmに一カ所くらいあったかも。

たしか20km手前でシスメックスの応援団の中に、野口みずきさんを見つけて慌ててハイタッチ、テレビで見るのと同じ顔してました(当たり前か)。

その後も同じペースを維持、抜かれっ放しだったのが少しずつ抜く側に回った。なんとか30kmまでこのペースで行ければサブ3.5いけるな、と思ったけれど、イカンイカン、マシンに邪念は禁物。思考回路を切ってただひたすら走らなくてはいけない。周りと競っている間に30kmに到達。あれ、ノエビアスタジアムってよく行く長田のお客様の工場に近いところじゃないですか。ここもコースだったんだ。

更にマシンのまま走り続け、35km地点あたりでT川さんとMさんと相次いで会えました。そこから浜手バイパスを上ると学生さんが等間隔で応援してくれており、これは嬉しかった。ポートアイランドに渡って、そこから結構遠回りさせられてゴールへ。

タイムはネットで3:23:46、先週の岡山マラソンから遅れること10分。

 

トイレや靴ひもを考えれば、良かったかなと思います。結局最後までペース落とさずに走り切ることが出来たのは収穫だったかも(というほどのペースでもありませんが)。


ゴール後に着替えていた隣のランナーさんは香港人。「フラットで走り易かったね」とおっしゃっていました。私は数年前にSC香港マラソンを走ったことがあるけれど、これは終始高速道路を走るコースで、今日浜手バイパスを走ったときにちょうど香港マラソンのことを思い出した。それにしてもアジアを中心に外国人ランナーさんが多かったと思います。さすが知名度高いぞ神戸。

着替えてすぐにポートライナー、三ノ宮から新快速であっという間に大阪へ。思ったよりも早く自宅に帰れました。人混みを警戒していたけれど、終わってみればスムーズな運営でした。コースはフラット、給水エイドは多く(給食は準備が遅れていたけれど)、今日の天気はやや暑い時間帯もありましたが、言い訳無用のGood Conditionだった神戸マラソンでした。

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