2016年6月 奥武蔵ウルトラマラソン 78km

2016年 奥武蔵ウルトラマラソン。6月開催になってからは初参加。

今回で10回目完走を狙う!

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基本、走ったことのない大会を選んで走るので同じ大会に複数回出るケースは少ないのですが、この大会は別格。今年完走すれば10回目で「奥武蔵ウインド」の称号がもらえるはずが、何故か事前送付されたゼッケンが既にグリーンの奥武蔵ウインドゼッケン。あれ?そういえば思い当たるフシはある。でも自分で走るのは今回が10回目なので、しっかり走っておきたい。

前日に新幹線で上京していつものビジネスホテルに集合。同じ会社のウルトラマラソンクラブのメンバーと無事再会して身内だけの前夜祭で盛り上がる。

当日は朝早い電車で移動、最寄駅から大会バスで会場に送ってもらう。バスを待っている間に雨が降ってきて萎える。この大会はもともと毎年7月末か8月頭に開催されており、文字通りの「真夏の祭典」が、熱中症やらゲリラ豪雨やらを考慮して6月開催になった。この変更には賛否両論というか真夏開催の根強い声があったものの、最終的に2015年から6月開催となった。

今回走ってみた感想としては、とても走りやすかった。真夏開催の時は、ちょっと日向を走っただけで焦げつきそうな感覚があったけれど、今回はわざわざ日陰を選ばずに日向をそのまま走ってもどうということもなかった。オクムってこんな走りやすかったっけ?もしかして僕のレベル上がった(喜)?なんて勘違いしたけれど、後から考えてみれば単純に開催時期が変わっただけだったと思う。

さて、スタート時にはまだ雨が降っていたのでギリギリまで雨宿りして最後尾から走り出す。それにしてもものすごい数のランナーだ。昔は700人くらいだったのが確か定員1200人になって今回のエントリーは1800人くらいいるらしい。オクムじゃ見慣れなかった2000番台のゼッケンランナーがいる。全員がスタートするのに数分もかかる。

オクムのコースは大きく2つに分かれており、22kmまでの下界コースは2つの周回コースをぐるぐると走る。下界といってもアップダウンはしっかりあり、2度目の鎌北湖を越えるとやっとオクム本線が始まる。いきなりキツイ坂を登り切ると本線一つ目の清流エイド。オクムのウリはエイドの数とそのメニューの豊富さ。全行程78kmで延べ26ヶ所なので、3kmおきにエイドがある計算。本線2ヶ所目のユガテASにはなんと焼き鳥が!こんなの前はなかったぞ。嬉しくて早速一串丸ごと頂く。その後も各エイドの豊富なメニューを楽しみながら走る。途中で道路脇にメッセージの書かれたウチワが連続して立ててあり、何だろうと読み進めていくと、カーブの向こうに突然バドガールが現れて、水鉄砲による嬉しい不意打ちでビックリ。その3人の中に知り合いがいて二度ビックリ。

やはり先週のえびだい100kmの疲れがあるのか、早々に太股が筋肉痛。そもそもウルトラの連荘は初体験。なにゆえ2週連続で入れてしまったのか、もはや自分でも覚えていない…。それにしても今年はスタッフの水着率が高い気がした。現役のお姉さんもいれば、昔おねーさんだった方の水着姿まで拝見して三度目のビックリ。やっとたどり着いた折り返し地点の水着のおねーさん(昔はここにしかいなかったが…)は過去10年間見てきた中で一番ゴージャスだったのではないか。やるなオクム、いまだに進化してるじゃないか!

折り返して残り25km、それまでは足が動かなかったけれど、なんだかやっとエンジンがかかってきた。萩往還以来怖くて走れなかった下り坂をスピードを出して走ってみる。足指はすべてがっちりテーピングしてあり、5本指靴下に馬油を塗りたくって準備だけは万端。えびだいに続いて今回もこれでなんとかゴールまでもった。100km以内ならこれでいけるのかもしれない、ちょっと安心。下りに入ってからは天気も回復基調で蒸し暑くなってくる。一つ一つエイドを堪能し、あるエイドではノンアルビールでスタッフから乾杯のご発声を頂き、大いに楽しんだうえで本線から下界に戻ってきた。あとはゴールまで暑い中を飛ばして走る。

ゴールタイムは8時間13分09秒、でもこのタイムは真夏開催時のベストよりも約1時間も遅い。ゴール後は近所の医療大生の無料マッサージ&アイシングサービスを堪能。毎回これが楽しみ。その後、大会委員長のスポーツエイドジャパン代表:舘山さんを見かけたので「6月大会に初めて出させてもらいましたけれど、楽しかったです」とお話させて頂いたら喜んで下さいました。

毎年かどうかは分かりませんが、これからも出続けます、生まれ変わった「真夏の祭典」オクム!