2016年12月 奈良マラソン

奈良マラソン、初めて走ってきました。

前日受付ではJR奈良駅から会場まで結構歩かされたため、当日はマラソンバスに乗ってみる、なんと有料210円。送迎バスくらい無償にして欲しかった。渋滞で20分以上もかかった…。
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会場到着して着替えのために武道場に向かうところでラン仲間と遭遇、そのまま流れで屋外、荷物預け場所の目の前で着替えることに。実はこれが大正解で、自分が着替え終えた午前8時過ぎには荷物預けは既に長蛇の列。賢い人たちが比較的空いてる左側からどんどん入って来るため、いつまでたっても右側の列が動かず、武道場からの列は延々とつながったまま。あの人達はスタートまでに間に合うのだろうか…、とちょっと心配になった。自分はちょうど二つの列のド真ん中、三角州的な位置に居たためすんなり列に入れた。ただ館内に入れても荷物を預けるまで渋滞は続き、走る前からかなりゲンナリ。これは次回絶対改善して欲しいと思う。
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ブロックスタート地点まで行くと、Cの場所で「Aはこっちじゃないですよ」と、ワタシのゼッケン番号を見たスタッフの方に声をかけて頂く。よく見れば途中で右折すべきどころを直進していた。親切なスタッフさんがいて助かった。陸連登録でタイムの良いランナーが集まるブロックAに入ると、なんとすぐに最前列近くまでイケちゃう、けど行かない。8時45分にブロック入り口を閉鎖するはずが、8時42分くらいから「それでは移動しまーす!」とブロックが動き始める。閉鎖時間まできっちり待たなくていいのか?

スタート前の恒例のゲストトーク、有森さんが「皆さんの笑顔が太陽です、フォー!」と既にはじけている。この人、最近このキャラが定着してきた感がある(笑)。安田大サーカスの団長もなにかしゃべっていた。
寒くて待ちくたびれる。午前9時になっていよいよスタート、号砲から14秒でスタートラインを通過。本日の目標はサブ3.5。それが駄目ならせめてサブ4。1kmも行かないところでトイレに立ち寄る。30分以上も寒風にさらされていたからしょうがない。コースに戻るとすでに周りはBゼッケンランナー。前が詰まって走りづらいが気にしない。走り始めてすぐに体が重く感じられたし、足にバネがなくてペタペタとしか走れていない。「今日はどうやら厳しい走りになりそう...」と心の準備をしてペースを4:40/kmくらいに保つ。ならでんフィールドから駆け下りて来て、高天の交差点を右折。左側に演歌調で「奈良マラソンの歌」らしきものを気持ちよさそうに歌っているおばさんがいる。5kmで折り返して左側の朱雀門に気付く。高天交差点まで戻ってそのまま直進、10kmランナーと合流したまま春日大社に向かう。右折してちょっと坂を上ると10km地点、足が動かず体は重いままで苦しいが、10km到達は意外に早く感じた。12km地点あたりにえーちゃんのモノマネをする人を発見。確か他の有名なモノマネはいると聞いていたが、これはどーみてもえーちゃんだよね。


そこからはひたすら単調ルート、せっかくの奈良なのに全然観光ルートじゃなくてかなりがっかりしながら走る。早くもコースに飽きた18km地点あたりで聞こえてきました、大音量のRCの「雨上がりの夜空に」。いた!清志郎。思わず笑ってしまう。ハイタッチをして元気を頂きました!いやー、すごい化粧。これはすごい、すごくイイ!(笑)
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ハーフの通過時間:1時間39分23秒。サブ3.5には5分以上の貯金あり。このあたりから急坂をひたすら下ると、坂の向こうに温泉宿らしきものが...千と千尋の世界が広がっている。これがみんな天理教の建物らしい。なんだかすごい。
しかし25kmの折り返しは遠い。3時間のぺーサーとすれ違ってからもまだまだ走らされる。やっとのことで折り返して、天理教の協会本部でぜんざいを頂いてかきこむ。そういえば、今週は木金が飲み会で膨満感状態なので、土曜日の食事は意図的に減らして、今朝もご飯1膳だけに押さえてきた。走る前にどら焼き食べたけれど、さすがに空腹を感じた。
その後すぐに3.5時間のぺーサーとすれ違う。意外に差がない。さっきの激坂まで戻って、今度は急登。いつもは好きな登り坂なのにペースが上がらない。「こりゃ、ほんとに練習不足だわ」とつぶやきながらひーこら走る。白川大橋の手前に豚汁エイドがあってもらうが、食べてみるとキムチ雑炊っぽい味。これはこれで結構美味。
登り切って30km通過時間:2時間21分31秒。なんとかサブ3.5はいけそうな気がしてきた。三輪そーめんエイドは寒いし、コースから少し離れているのでパス。そこからまたひたすら単調なコースを淡々と走る。途中二度ほどきつい上りがあり、右膝の周りと右太腿がつり気味になる。足がつるなんてやっぱり練習不足だわ、と苦笑しながら無視して走る。立ち止まったら本当につってしまいそうだ。坂が終われば春日大社まで戻る道。かなり苦しくなってきたけれどペースを落とさずなんとかゴールまで走り切る。


ゴールタイム:3時間18分32秒。後半ハーフ:1時間39分09秒で、前半より14秒速い。

11月の下関海響マラソンに続いて、またもやイーブンペース達成。

初めての奈良マラソン、最高気温は10℃で寒かったけれど、風がなくて記録を出すにはもってこいのコンディションだった。コースは、観光コースではなく残念ながら単調。でも初めて走った天理市内はちょっと異国っぽくてびっくり。エイドは、期待していたほどではなく普通だったけれどどゴール後の温かいお茶は嬉しかった。応援は、ボランティアのお兄さんたちが元気でよかったけれど、一般の沿道からの応援はあまり記憶に残ってない。駅から会場までの移動距離は仕方ないとしても、荷物預けの動線の悪さは絶対改善した方が良いと思う。

 

  • コース:★ 激坂は想像以上だった。せっかくの世界遺産の奈良が舞台なのにコースは至極単調。はっきり言ってつまらなかった。
  • エイド:★★ ぜんさいや豚汁、そうめんなどオリジナリティがあって良かったかな。
  • 応援:★★ 清志郎がいたので星2つ。いなけりゃ1つです。
  • アクセス:★ 奈良駅から遠過ぎる。おまけにマラソンバスが有料なんて奈良セコ過ぎ。
  • 運営:★ あんなに会場アクセス悪いなら前日受付なしにすべき。荷物預けの動線の悪さは絶対に改善しないとダメ。
  • 総評:前評判が高かったので期待し過ぎてしまったせいか、思わず評価が辛口になりました。次は無いですね。

一番記憶に残ったのは、やっぱり清志郎でした。「こんな夜に~♪」。