2013年12月 Angkor Wat International Half Marathon

カンボジアアンコールワットハーフマラソンに参加、約2ヶ月ぶりに走りました。

思えば10月頭のレースを最後に、11月は毎週入れていたレースを4週続けてDNS。特にペナンブリッジフルマラソン回避は痛かった。今年はマレーシアのフルマラソンのうち、5月コタキナバルマラソンは延期でDNS、6月KLマラソンは9月に延期(これはなんとか走れた)、10月のプトラジャヤナイトマラソンは知り合いの結婚式でDNS、11月のペナンは故障でDNS。うーむ、偶然もここまで重なると怖いものがある。

KLからマレーシア航空でアンコールワットのあるシェムリアップまでひとっ飛び。タイ、シンガポール、ヴェトナムのみならず中国や韓国からも直通があり、改築された空港はとってもモダンでした。
カンボジアは1993年11月以来、ちょうど20年ぶり。ビザは空港で持参写真1枚+US20ドル支払えば簡単に入手可能。空港からバイクタクシーに乗ってAgodaで予約したゲストハウスへ。最近は仕事でホテルばかり泊まっているからゲストハウスは本当に久しぶり。昔はこんなところ(かそれ以下)ばかり泊まっていたなぁ、としばし感慨にふける。

レース前日はトゥクトゥクでアンコール遺跡めぐり。もはやアンコールは普通に行ける観光地で、アジア系の団体ツアーから欧米系のバックパッカーから日本人の子連れ家族までありとあらゆる旅行者が集まっていました。
夜にホテルでゼッケンをピックアップ。主催者の一人?有森さんがドレス姿でいるのを目にしました。その他日本人スタッフが大勢。

さて、レース当日は午前4時半起床、午前5時にあらかじめお願いしておいたトゥクトゥクに乗ってアンコールワットまで20分ほど。走る格好で乗り込みましたが明け方の風は少し肌寒いくらいでした。

レース会場のアンコールワット前はランナーや関係者や、フツーに夜明けの遺跡を見るために来た観光者で、暗いうちからごった返し状態。たっぷり時間があるので念入りにストレッチ&アップ。そして、おそるおそる2ヶ月弱ぶりに走ってみました。ずっと痛かった足裏は...どうやら大丈夫そう。とりあえずほっとした、ここまで来て走れなかったら泣くに泣けない。あとはレース中も無理せずとにかく完走目標。昼の便で帰るのでそれを考慮すると目標は2時間以内。シューズはレース用でなく、とにかくクッション性重視のオールマイティシューズ:アシックス New York GT-2000ブラック。

スタートは午前6時40分(結局6時半だったような)。主催者の発表ではハーフマラソン出走者は3000人以上、狭い道のためスタートするまでの待ち時間が長い。走り始めても大渋滞でなかなか自分のペースで走れず、最初の折り返しに向かっていると早速トップランナーがすれ違う。その前に有森さんが「右に寄って~」と英語で大声で叫んでいた。

ウォーターステーションは豊富にありました、2kmに1箇所くらいあったと思います。はじめはフタをしたペットボトルを手渡されたため自分で開けて飲みましたが、途中のエイドからはフタを開けたボトルを渡してくれました。でも一口くらいしか飲めず、ほとんど残ったまま路上に捨てざるを得ない...と、年端もいかない子供たちが駆け寄ってきて、中の水を捨ててボトルだけを集める。おそらく業者に売ってお金にするのでしょう。自分が投げ捨てたものに小さな子供たちが集まる、というちょっと複雑な気持ちを抱きつつ走る。

今回はファンランのためデジカメ片手に走る。時計は...あろうことか高価だったガーミンのベルトが破れて使えず(どうやらベルト交換は出来ないらしくこのまま廃棄せざるを得ないらしい)、時計なしで走る。ま、気楽でいいですけど。
スタート後は6分/kmくらいのペース、本気度40%。そこから足裏と相談しながら道が空き始めたところでペースアップ、本気度60%。でも途中でチビッ子たちが沢山並んでタッチをしてくれるので、それが嬉しくてどうしてもペースが落ちる(苦笑)。

10kmくらいを過ぎた時点でなんだか早くも疲れて来た。そりゃそーだろうなぁ、2ヶ月もまったく走ってないんだもの。そのうちすーっと日本人女性らしき人に追い抜かれる。微妙にこちらよりペースが速くて追い付けず、視界に入れたままマイペースで走る。が、このスローペースはかえって疲れる、と思い直してリズミカルにペースアップ、15kmくらいで女性に追い付いて抜き返す(懲りない性格)、そのままペースを維持して走り続ける、本気度80%。もうここからのペースダウンは許されない。そのままリズム良いペースを維持して、昨日観光した逆回りコースをひたすら走る。足裏のことを考えてなるべくコース脇の土の上を走る。ラスト2kmからは本気度90%。苦しいけど気持ちいい、走れるっつーのはやっぱり嬉しいよ!

そのままのペースを維持してゴールへ。 ちょっとコース上に観客はみ出てませんか?時計がないので正確ではありませんが、おそらくタイムは1時間45分くらい。よかった、帰りの飛行機に十分間に合う。

ということで、待っていてもらったトゥクトゥクにすぐに乗ってホテルに戻り、無事空港へ。早朝にカンボジアのアンコールでハーフ走って、夕飯はマレーシアのKLで家族と一緒ってなんだか不思議。夜、少し足裏が痛くなったけど重症時ほどではなかった。

今週は休足。週末の地元ハーフマラソンは足裏と相談して出走するか決めます。12/22(日)に今度はタイのチェンマイマラソン(フル)が控えているので無理は禁物。でも、もう1本くらいハーフの距離を走っておかないと不安な部分もあり悩みます...

とりあえず走れて本当に良かった、感謝と安堵。