2015年2月 泉州国際マラソン

「第22回 泉州国際マラソン」に参加しました。昨年に続き2回目の出走。

言ってみればいまや堺市在住のワタシにとっては地元の大会。抽選に漏れずに参加出来てよかったけれど、本音は来週の第1回姫路マラソンの方に出たかった。けどそちらは抽選に漏れた。

さて、本番前日の土曜日からひどいお腹下し。鉄の胃腸だけが自慢のワタシですが、考えてみると金曜日にインディアンカレー(大阪では有名らしいのですが...)、更に残業夜食で激辛担々麺を食べたのがいけなかった。というか、そもそも大事なレース前に最低限のコンディション作りさえ出来ない自分が今更情けない。

それでもって土曜日ランチは約束していたイタリアンの食べ放題の店に家族と行ってほとんど自制出来ず、そのあと飲んだ正露丸のおかげか一時的に収まったので土曜夕飯はサバ味噌煮で米3.5杯食べたらまたまた調子悪くなってきた。もうただのアホですな。

結局レース当日の朝に何度かトイレに行く羽目になり、心の中では「なにがなんでも行く!」と決めてはいたけれど、思わず「行くのやめよっかなー」と口走ってしまったら家族から「そうそう、マラソンなんかやめとき。子供と遊んどき」と言われたのに後押しされて(してない?)、行く踏ん切りがつきました。

自宅を午前8時過ぎに出て1時間以内に会場の浜寺公園に到着、昨年もここに来たなぁ。天気予報よりも気温が低く風が冷たい。長袖で走るか、半袖+アームウォーマーか、そしてそのうえにウィンドブレーカーを羽織るか否か。12月の防府マラソンで寒さにやられた苦い思い出はあるものの、大抵の場合走れば暑くなるはずなので、体温調節の効き易いジップ付き半袖+アームウォーマーにする。走るまでは寒いので10時10分の荷物預けまでギリギリ粘ってから預け、しっかりトイレに行ってからスタートラインに着く。

スターターは建国記念日堺市民マラソンにもご挨拶に来ていた堺市長。午前10時半のスタートで約5000人ものランナーがブロックごとに走り出す。スタートから50秒ほどでスタートラインを越えた。

公園を出てしばらくは渋滞、ここで「走ろうよ会」のMさんにご挨拶。前の方にはSさん、Nさんの姿も見えました。走り出してしまえば、それまで不安だったお腹の調子のことも、直前までしっくりこなかったシューズのことも忘れ、意外に走れる。ならば本日の目標は高く、3時間20分切り。悪くとも3週間前の館山若潮フルの3:22:53切りと設定。

このコース、最後のモンスターブリッジ×2(スカイブリッジとマリンブリッジ)以外はほとんどずーっとフラットでかつ右折左折も少なく非常に走り易い。浜寺公園を出て5km北上、折り返してあとはひたすら37km地点まで南下。そしてまた折り返してりんくうタウン駅がゴール。

途中までひたすら街中を走るこのコースは、特に観光地もなく(あえて言えば岸和田城か)走ったことがある方なら分かってくれると思うのですが、同じく折り返しコースである北海道マラソンと雰囲気が似ている。そしてどちらも沿道の応援が多く嬉しい。かつ泉州はコスプレ禁止(道マラはどうだったか)。

昨年も走って感じたけれどこの大会はエイドが少ない。最初10kmなし、その後は5km間隔。ただし後半は結構私設エイドが多く、アメやチョコ、バナナなどあったのにワタシはつごう3回も取るのに失敗、その後チョコ1回、どら焼き1回取れました。こちらもそれなりのスピードで走っているので、渡す側と息が合わないとダメなことを本日痛感しました...

レース中にトイレに寄るのが嫌なので、お腹の調子が悪いにもかかわらず昨日からあまり水分を摂らなかった。そして10kmまではエイドなし。なんだか12月の防府、1月の館山若潮と同じパターンの脱水症状を心配、とにかく毎エイドでしっかり給水した。しかしながらスポドリを飲んでも胃の中でタプタプいうだけで、いまいち体に吸収されている感覚がない。やはり吸収能力が弱っているみたい。

3時間20分を切るには単純計算で中間点通過が1時間40分。ただしモンスターブリッジをつごう4回上がるのでそれに各プラス1分を要するとすれば、1時間36分で通過しておきたい。しかし、現実には中間点通過:1:38:19。わー、貯金が少ない。

とにかく30kmまで、出来れば橋を上り始める33kmまで今のペースで行きたいと思い、ひたすらマシンのように4分36-41秒/kmペースを刻む。

30km地点通過:2時間19分35秒。あと12kmを5分/kmでいけば切れる計算だけど、どうだろうか。昨年はこのあたりですでにバテていたことを思い出す。やっとブリッジが見えてきた。海沿いにあるため風に乗って潮の香りがしてくる。

さて、最初の上り坂をなるべくペースを落とさないように上る。スカイブリッジの最高点でFUN RUNの皆さんが待っていて応援してくれた。これは本当に有難かった。ここで元気をもらい、一気に下って2つ目のブリッジも突破。しかし下ってからがまだ往復2kmと長く、昨年はこれを知らなかったため「何処まで行かされるんだよ~」と一気に心が折れた。今年はとにかく心を無にして走る。ペースが5分/km近くまで落ちてきたけれどもういい、とにかく前に向かって走る。しかしやはり脱水のせいか頭痛がしてきてクラクラする。30kmと35km地点ではカップ2杯飲んだけど間に合わなかったみたい。でもここで嘆いてもしょうがない。あとは「気合い」というガソリンを吹かして走るしかない!

最後の折り返しを回ると前方にゴールのりんくうタウンが見えてかなり気持ちが落ち着いた。モンスターブリッジ×2つを再度上がって下って、40km通過が3時間8分。なんとか行けそうだ。しかし41km地点手前からペースが落ちていく。もはや5分/kmを守れず後続ランナーに追い抜かれる。時計をにらみながらの走りとなる。もうゴールか、と思いきやいったんゴールを背にして走り、そしてラストの直線に入る。

ゴールタイム:3時間18分36秒。

なんとか目標の20分切りが出来た。ゴール後は早々に着替えて、走ろうよ会の何名かの皆さんと少しお話して帰路についた。帰りの電車内で頭痛が更にひどくなり、吐き気もして苦しかった。帰宅してから水分をたくさん摂ってしばし休憩。マラソン後にこんな苦しんだのは初めてかも。

ついでに言うと、シューズが合わなかったようで、館山若潮も同じシューズだったけど、大層な血豆が出来ました。もうこのマジックテープタイプのシューズはレースではダメかも。やはりホールド感が足りなくて足が靴の中で滑るようです。靴紐がほどけなくていいかな、と思って買ったのですが...

2回目の泉州マラソン、期せずして思ったよりも良い結果が出て素直に嬉しい。そんなに練習はしていなかったけど、レースにはそこそこ頻繁に出ているのでそこで良い負荷がかかっていたのかもしれません。体重と体脂肪は相変わらずで、レース後入浴前に測定したみたところ、体重は69kg、体脂肪は23.8%でした。フルマラソンくらいじゃ体脂肪率は落ちませんな、やっぱりウルトラ走らないとね。

しかし、2週間後に篠山ABCフルが入ってます。今日走ってて後半「こんなシンドイのは、もういやや~」と何度も思ったので、篠山は初めてということもありファンランにしてしまうかもしれません。

そういえば今回の泉州マラソンは往年の名ランナー(ワタシはファン)の中山竹通さんが走っていた。ゼッケン1番なのでランナーズアップデートで調べてみたら、お見事サブ3で完走していました。さすがですね。

ワタシのタイムは以下の通りでした。今回はネガティブスプリット達成出来ず残念。

距離  LAP      通過      Half
5k  0:24:32  0:24:32  1:38:19
10k  0:22:50  0:47:22
15k  0:23:10  1:10:32
20k  0:22:47  1:33:19
中間点  0:05:00  1:38:19
25k  0:22:46  1:56:05  1:40:17
30k  0:23:30  2:19:35
35k  0:23:55  2:43:30
40k  0:24:28  3:07:58
Finish  0:10:38  3:18:36