2015年5月 鯖街道マラニック 77km 前日

鯖街道ウルトラマラソン 77km、走ってきました。とても楽しい大会でした。
イメージとしては、奥武蔵ウルトラマラソンが近いかも。ちょうど距離も同じくらい。ただ鯖街道は行程の1/3が山道というかトレイルなので、装備をかつぐことが要求されます。といっても実際に参加してみたら皆さん結構バラバラで、重装備ランナーもいれば、ズバリ手ぶらランナーもいました。それだけエイドが充実しているということ。

さて前日の土曜日、お昼に難波のバスターミナルから小浜までバス移動。乗客のほとんどは鯖街道出走ランナーでほぼ貸切状態。自分の後ろに座っていた若い男性が非常にスリムに見えて「速そうだなぁ。自分は練習不足だしコースのこともなんにも知らないし、大丈夫かね」と、バスに乗っただけで早くも不安になる。3時間ほどかけて小浜駅に到着。後ろに座っていた男性が降車したのを見ると、フツーに革靴で仕事の格好でした。スリムだったけどランナーじゃなかったのね。

自分の宿泊予定の宿は小浜駅から5km以上離れている。仕方なく駅のタクシー乗り場に移動。しかし降車した乗客は全員大会指定のホテルに歩いていく。あわよくば同乗者とタクシー割り勘しようと思っていたのに、バスが到着して5分後には自分以外誰もランナーは居なくなっていた。取り残されて孤独感が増す。

タクシーの運転手さんにコンビニに寄ってもらってから宿へ。海沿いの民宿街にあるその宿で「誰か明日のマラソン走る人いませんか?」と聞いてみたけど、自分以外の宿泊客は3名で皆釣り客とのこと。仕方なく自分でタクシー会社に電話して明朝4時半に宿に迎えに来てくれるようお願いしたところ「すでにタクシーは予約でいっぱい」とにべもなく断られた。同じことを考えている鯖街道ランナーが多いことが分かった。幸いにも次にかけたタクシー会社で1台捕まえることが出来た。

気晴らしに海外沿いを散歩。考えてみると日本海を間近で見るのは5年ぶりくらいかもしれない。防波堤でイカ釣りしている人たちをのんびり見ていた。けど、寒かったのですぐに宿に戻った。夕飯はヤケ食いでご飯を4杯も食べた。食事中に「素泊まりの人で明朝のタクシーに相乗りしたい、という人がいた」と聞いて快諾。更に就寝前に電話があって「あと2人相乗りさせて欲しい」と言われ、総勢4名になった。相乗り予定のランナーに聞いてみたら「小浜駅から宿までは公共バスで来た」とのこと。本数は少ないものの、少し待てばバスがあったらしい。そんなことも調べてなかった。ずっと仕事が忙しかったせいで事前準備が足りず、宿や移動手段の手配も後手後手になっていた。

夜は意外に涼しかったが、天気予報では明日は暑くなって28℃まで上がるとのこと。初コースなのでどれくらいの装備で走ればよいのか見当がつかない。遅まきながら大会案内書を読んでいたら「指定ホテルで前日受付あり」と書いてあった。そうか、小浜駅でバスから降りたランナーは前日受付に行ったんだ。はー、そんなことも知らずに宿まで来てしまった。寝不足が続いていたので、さっさと早めに就寝した。